マーケティング活動を通じて、自動車の未来に貢献する。橋本 尚洋。日系営業本部 東日本車載営業部 静岡営業所。2008年入社 政経学部卒。入社後、東日本地区顧客を担当する部署に配属され、営業及び新規開発に従事。その後、車載系顧客を担当。2019年4月、PIMSJ発足に伴い、新設されたマーケティング部に異動、現職。 マーケティング活動を通じて、自動車の未来に貢献する。橋本 尚洋。日系営業本部 東日本車載営業部 静岡営業所。2008年入社 政経学部卒。入社後、東日本地区顧客を担当する部署に配属され、営業及び新規開発に従事。その後、車載系顧客を担当。2019年4月、PIMSJ発足に伴い、新設されたマーケティング部に異動、現職。

マーケティング活動を通じて、
自動車の未来に貢献する。

橋本 尚洋

日系営業本部 東日本車載営業部 静岡営業所
2008年入社 政経学部卒

入社後、東日本地区顧客を担当する部署に配属され、営業及び新規開発に従事。
その後、車載系顧客を担当。2019年4月、PIMSJ発足に伴い、
新設されたマーケティング部に異動、現職。

新たに発足したマーケティング部
新規商材の創出が最大のミッション

2019年4月、新たにパナソニック インダストリア マーケティング &セールス(株)(PIMSJ)が設立されましたが、社名に「マーケティング」という言葉が採用されているように、新会社はセールスのみならずマーケティングを事業推進の重要な要素と捉えています。それに伴い、注力する分野の一つである車載営業部内にマーケティング部が新設されました。現在の私の具体的な任務は次の3つです。一つが車載営業本部各営業部門の後方支援。販売管理や情報の発信、取りまとめ等を行っています。二つ目が車載業界の市場動向調査。そして三つ目が最も重要なミッションである、新規商材創出に向けたマーケティング活動です。自動車業界が100年に一度と言われる変革期の中、車載関連のお客様が未来に向けて何を創ろうとしているのか、何を生み出したいのか。お客様のニーズを集めていく中で新規商材の創出につなげていきます。
具体的に現在進めているテーマの一つが、車室内の乗員検知システム。例えば、不注意運転や車内の幼児置き去りが社会問題にもなっていますが、カメラやセンサなどを通じて車内の異常を検知、事前に事故防止を実現するシステムです。既に欧米では、検知機能の標準化に向けた動きが出てきており、その流れは日本にも波及すると考えられます。現在、検知を担う最適な商材のマーケティング活動を進めています。

求められるものづくりのパートナーという自覚
お客様との良好な人間関係が仕事を動かす

私は車載系顧客への営業を数年担当してきました。その過程で実感したのは、営業は、お客様と一緒になってものを創っていく、ものづくりのパートナーという自覚が必要であるということです。当時、近い将来を見据えて各方面で自動車の自動運転実現への検討が始まっていました。私が自動運転を見据えて、お客様に提案したのが新機能を有したハンドルの開発です。自動運転の初期レベルでは、すべての操作が完全自動化されるわけではありません。緊急時や自動運転システムが作動困難になった場合、ドライバーが自動車に代わって対応を求められます。つまりドライバーがハンドルを操作する必要があります。そこで、ドライバーがハンドルを握っているかどうか検知する機能を持ったハンドルの開発を提案しました。
たとえば、自動運転を解除する時にハンドルを離しているとアラートが起動し、ハンドルを握るとアラートを解除するといった機能です。実験機を製作し、お客様に工場に来てもらって検討を重ねるなど、実現に向けてお客様とともに開発を進めました。この開発案件を契機に、お客様との良好な関係性を築くことができ、新たなビジネスの開拓に成功。いかに良好な人間関係を築くか。それが仕事の核心にあると感じています。

様々な場所で、多くの人の情報と
協力を得ることが大切。蓄積した
知見が新たな自動車の未来を拓く。

現在、私が取り組んでいる新規商材の創出は、単にアイデアや発想だけで実現するものではありません。まず、市場やお客様のニーズをキャッチすることが重要ですが、そこには様々な声があります。対象とする新規商材の持つ可能性や優位性を裏付ける確かなエビデンスも必要です。さらに、実際に開発・生産のフェーズを迎えたとしても、人材やキャパシティには限界があり、コストの問題もあります。また、グローバル化が進む中、意思決定が行われるのは国内だけとは限りません。いかに私たちが、イニシアティブを取れるか、そしていかに人を巻き込んでいくかが問われています。その中で、フットワークを良くして、社内外、様々な場所に顔を出し、とにかく人と会ってコミュニケーションを取ることを心がけています。実際にface to faceでなければキャッチできない情報や実情があり、そこで得られる知見が新規商材の創出につながっていくと思っています。
今後は、立ち上がったばかりのマーケティング部のスタッフとして、知識や経験の幅を広げていき、各営業部門を連携させるマネジメント力の向上を図っていきたいと思っています。そして、自動車業界が大きく変わろうとしている今、その中で、エレクトロニクスを通じて、自動車のあるべき未来に貢献していきたいと考えています。