誰もいない夜間に、忠実に、完璧に。
読谷村診療所が『RULO Biz』に託した衛生管理
誰もいない夜間に、忠実に、完璧に。
読谷村診療所が『RULO Biz』に託した衛生管理
| 清掃ソリューション | | | RULO Biz | | |
| 一般社団法人楽和会 | | | 2026.8 |
| 清掃ソリューション | | | RULO Biz | | | 一般社団法人楽和会 | | | 2026.8 |

INTERVIEW
一般社団法人楽和会
代表
多鹿 昌幸
INTERVIEW
![]() | 一般社団法人楽和会 多鹿 昌幸 |
OVERVIEW
読谷村診療所(一般社団法人楽和会)
所在地:〒904-0305 沖縄県中頭郡読谷村都屋167
URL:https://www.rakuwakai.okinawa/
1978年の開設以来、村内で初の公的医療機関として地域に根ざし、現在は一般社団法人楽和会が指定管理者として運営を引き継いで5年目を迎えた。プライマリーケア外来を行いつつ、在宅医療も進展。医療クラークが事務作業をサポートすることで、各ドクターが患者に向き合えるのも特徴。
OVERVIEW
読谷村診療所(一般社団法人楽和会)
所在地:〒904-0305 沖縄県中頭郡読谷村都屋167
URL:https://www.rakuwakai.okinawa/
1978年の開設以来、村内で初の公的医療機関として地域に根ざし、現在は一般社団法人楽和会が指定管理者として運営を引き継いで5年目を迎えた。プライマリーケア外来を行いつつ、在宅医療も進展。医療クラークが事務作業をサポートすることで、各ドクターが患者に向き合えるのも特徴。
沖縄本島の中央部に位置し、世界遺産「座喜味城跡」や絶景スポットの残波岬などがある読谷村は「日本一人口が多い村」としても知られています。
そんな読谷村で、地域医療の拠点として村民の健康を支えているのが「読谷村診療所」です。
沖縄本島の中央部に位置し、世界遺産「座喜味城跡」や絶景スポットの残波岬などがある読谷村は「日本一人口が多い村」としても知られています。
そんな読谷村で、地域医療の拠点として村民の健康を支えているのが「読谷村診療所」です。
▲村の中心部に立地し、駐車場も広い。ドライブスルー方式での発熱外来の診療も行う
今回は指定管理者として同診療所の運営を担う一般社団法人楽和会が、パナソニックの業務用小型ロボット掃除機『RULO Biz』を導入した事例をご紹介します。
▲村の中心部に立地し、駐車場も広い。ドライブスルー方式での発熱外来の診療も行う
今回は指定管理者として同診療所の運営を担う一般社団法人楽和会が、パナソニックの業務用小型ロボット掃除機『RULO Biz』を導入した事例をご紹介します。
導入前の課題と背景
県道沿いにある白い平屋の建物が「読谷村診療所」。築40年になりますが、デイケア棟の増築に伴うリフォームが施され、現在は清潔感のある内装が整えられています。
広めに設けられた待合スペースに約30脚の椅子が並び、呼ばれるのを待つ患者さんの姿が見られます。診療科目は内科を中心に小児科・皮膚科に対応。プライマリーケア(総合診療)を軸に、村内でいち早く在宅医療を展開してきたことも大きな特徴です。
導入前の課題と背景
県道沿いにある白い平屋の建物が「読谷村診療所」。築40年になりますが、デイケア棟の増築に伴うリフォームが施され、現在は清潔感のある内装が整えられています。
広めに設けられた待合スペースに約30脚の椅子が並び、呼ばれるのを待つ患者さんの姿が見られます。診療科目は内科を中心に小児科・皮膚科に対応。プライマリーケア(総合診療)を軸に、村内でいち早く在宅医療を展開してきたことも大きな特徴です。
▲左が待合スペース、右が4つある診察室
施設内には4つの診察室のほか、全体の1/4のスペースを占めるリハビリテーション室、日中のみ稼働する処置ベッドルームなどが備えられています。駐車場は約40台分と広く、コロナ禍においては村内で唯一ドライブスルー形式の発熱外来を実施するなど、柔軟な医療提供を行ってきました。
1日の患者数は約100名にのぼり、医師や看護師、理学療法士など約30名のスタッフが日々の業務にあたっています。
読谷村診療所のみならず、医療機関はコロナ禍を経て、これまで以上の高い衛生基準が求められるようになったと楽和会の代表であり、診療所の代表医師を務める多鹿昌幸さんは言います。
「ご存知の通り、感染防止のために換気が必要になりました。換気を行うことで、ホコリや砂も中に入ってきます。本来クリーンルームであるべき場所にゴミが増えていくというのは非常に大きな課題でした」
▲左が待合スペース、右が4つある診察室
施設内には4つの診察室のほか、全体の1/4のスペースを占めるリハビリテーション室、日中のみ稼働する処置ベッドルームなどが備えられています。駐車場は約40台分と広く、コロナ禍においては村内で唯一ドライブスルー形式の発熱外来を実施するなど、柔軟な医療提供を行ってきました。
1日の患者数は約100名にのぼり、医師や看護師、理学療法士など約30名のスタッフが日々の業務にあたっています。
読谷村診療所のみならず、医療機関はコロナ禍を経て、これまで以上の高い衛生基準が求められるようになったと楽和会の代表であり、診療所の代表医師を務める多鹿昌幸さんは言います。
「ご存知の通り、感染防止のために換気が必要になりました。換気を行うことで、ホコリや砂も中に入ってきます。本来クリーンルームであるべき場所にゴミが増えていくというのは非常に大きな課題でした」
▲インタビュー取材にご協力いただいた多鹿代表医師
観光の盛んな沖縄は海外からの旅行者も多く、流行性感染症が持ち込まれるリスクも以前より高まっています。
ところが院内の清掃には、構造的なジレンマがありました。患者さんが来院している日中は、音の出る掃除機をかけることができません。水拭きモップが日中清掃の中心でしたが、モップだけでは細かな砂や埃を吸い上げることはできず、かえって床に広げてしまう感覚さえありました。
診療終了後にスタッフが残業して掃除機をかけることも一案でしたが、多鹿さんはそれを良しとしませんでした。労働環境の面からスタッフにこれ以上負担をかけたくない、でも清掃の質を上げたい。その両立を探すことが、新しい手段を検討するきっかけになりました。
▲インタビュー取材にご協力いただいた多鹿代表医師
観光の盛んな沖縄は海外からの旅行者も多く、流行性感染症が持ち込まれるリスクも以前より高まっています。
ところが院内の清掃には、構造的なジレンマがありました。患者さんが来院している日中は、音の出る掃除機をかけることができません。水拭きモップが日中清掃の中心でしたが、モップだけでは細かな砂や埃を吸い上げることはできず、かえって床に広げてしまう感覚さえありました。
診療終了後にスタッフが残業して掃除機をかけることも一案でしたが、多鹿さんはそれを良しとしませんでした。労働環境の面からスタッフにこれ以上負担をかけたくない、でも清掃の質を上げたい。その両立を探すことが、新しい手段を検討するきっかけになりました。
なぜ『RULO Biz』が選ばれたのか
多鹿さんが最初に手に取ったのは家庭用の清掃ロボットでした。試しに動かしてみると、行き当たりばったりで同じ場所を繰り返し走行するだけで、計画的な清掃とは程遠い結果に。
「誰もいない夜間に、音やセキュリティを気にせず完璧に吸塵できる手段はないものか」。その答えをネットで検索する中で、偶然たどり着いたのがパナソニックの業務用小型ロボット掃除機『RULO Biz』でした。
医療現場の複雑な間取り、頻繁にレイアウトが変わる医療機器、そして夜間に張り巡らされた防犯システム。そんな環境でも清掃ロボットは止まらずに、使い物になってくれるのか。実際にデモ機を試走させてみると、それらの懸念は払拭されたといいます。
「ホワイト系のカラーで医療現場の清潔感を損なわないデザインだと感じました。病院の狭い動線でも“実直に”動いてくれるコンパクトさ。決まったルートを寸分の狂いもなく走りきる“忠実さ”を評価しました。スケジュールに合わせて、狙った清掃がスムーズにプログラムできるのも『RULO Biz』の特徴です」
なぜ『RULO Biz』が選ばれたのか
多鹿さんが最初に手に取ったのは家庭用の清掃ロボットでした。試しに動かしてみると、行き当たりばったりで同じ場所を繰り返し走行するだけで、計画的な清掃とは程遠い結果に。
「誰もいない夜間に、音やセキュリティを気にせず完璧に吸塵できる手段はないものか」。その答えをネットで検索する中で、偶然たどり着いたのがパナソニックの業務用小型ロボット掃除機『RULO Biz』でした。
医療現場の複雑な間取り、頻繁にレイアウトが変わる医療機器、そして夜間に張り巡らされた防犯システム。そんな環境でも清掃ロボットは止まらずに、使い物になってくれるのか。実際にデモ機を試走させてみると、それらの懸念は払拭されたといいます。
「ホワイト系のカラーで医療現場の清潔感を損なわないデザインだと感じました。病院の狭い動線でも“実直に”動いてくれるコンパクトさ。決まったルートを寸分の狂いもなく走りきる“忠実さ”を評価しました。スケジュールに合わせて、狙った清掃がスムーズにプログラムできるのも『RULO Biz』の特徴です」
▲人が行うよりも確実に、砂一つない室内環境を作り出すことができる
また、『RULO Biz』は非常に背が低く、夜間に診療所を施錠し、セキュリティをかけた状態で稼働させても、機械警備の防犯センサーが反応しなかったことが導入の決定打となりました。さらにパナソニックの営業担当者による手厚いフォローアップが意思決定を後押ししたと多鹿さんは語ります。
オンラインで画面を共有しながら細かな調整を重ね、本格導入にあたっては、多鹿さん自身がマッピング作業を担いました。
苦労したのは、固定されていない医療機器の取り扱いです。訪問診療で外に持ち出す機材は毎日置き場所が変わります。また、蛇腹式のパーテーションは軽量なため、ロボットが潜り込んで身動きが取れなくなることがあり、職員への注意喚起が必要でした。軽量のゴミ箱やタブレットの充電コード、入口のマットなども障害になりやすく、試行錯誤を重ねながら運用ルールを整えていきました。
▲人が行うよりも確実に、砂一つない室内環境を作り出すことができる
また、『RULO Biz』は非常に背が低く、夜間に診療所を施錠し、セキュリティをかけた状態で稼働させても、機械警備の防犯センサーが反応しなかったことが導入の決定打となりました。さらにパナソニックの営業担当者による手厚いフォローアップが意思決定を後押ししたと多鹿さんは語ります。
オンラインで画面を共有しながら細かな調整を重ね、本格導入にあたっては、多鹿さん自身がマッピング作業を担いました。
苦労したのは、固定されていない医療機器の取り扱いです。訪問診療で外に持ち出す機材は毎日置き場所が変わります。また、蛇腹式のパーテーションは軽量なため、ロボットが潜り込んで身動きが取れなくなることがあり、職員への注意喚起が必要でした。軽量のゴミ箱やタブレットの充電コード、入口のマットなども障害になりやすく、試行錯誤を重ねながら運用ルールを整えていきました。
▲診療所の入り口。蛇腹のパーテーションの下に『RULO Biz』が潜り込んでしまうことがあったという
「使い込むうちに『ここをもっとこうしたい』という気持ちが出てきました。一度覚えてしまえば、直感的な操作が可能なので自分でマップを修正できるようになります」
▲診療所の入り口。蛇腹のパーテーションの下に『RULO Biz』が潜り込んでしまうことがあったという
「使い込むうちに『ここをもっとこうしたい』という気持ちが出てきました。一度覚えてしまえば、直感的な操作が可能なので自分でマップを修正できるようになります」
『RULO Biz』の運用方法
現在は夜間18時以降に『RULO Biz』が自動で稼働し、施設全域の吸塵清掃を行います。充電台が置かれているのは、診療所中央付近の廊下。日中の人の通行を妨げず、かつ夜間に各部屋へ最短距離で移動できる場所として、多鹿さんが選んだ「戦略的な拠点」です。
『RULO Biz』の運用方法
現在は夜間18時以降に『RULO Biz』が自動で稼働し、施設全域の吸塵清掃を行います。充電台が置かれているのは、診療所中央付近の廊下。日中の人の通行を妨げず、かつ夜間に各部屋へ最短距離で移動できる場所として、多鹿さんが選んだ「戦略的な拠点」です。
▲廊下に『RULO Biz』を設置。奥にはリハビリテーション室が見える
清掃エリアは曜日ごとに分けられています。月・水・金はリハビリテーション室(約140m2)を夜間に清掃。火・木・土は待合室と廊下(計約140m2)を担当します。昼休みには日中処置床室・通路休憩スペース・診察室を曜日によって振り分けて清掃する計画も立てられています。
▲廊下に『RULO Biz』を設置。奥にはリハビリテーション室が見える
清掃エリアは曜日ごとに分けられています。月・水・金はリハビリテーション室(約140m2)を夜間に清掃。火・木・土は待合室と廊下(計約140m2)を担当します。昼休みには日中処置床室・通路休憩スペース・診察室を曜日によって振り分けて清掃する計画も立てられています。
▲マップ作製は多鹿さん自らが担当。その作業範囲は施設全域に及び、18時から曜日ごとに決められたエリアをきれいにしていく
翌朝、一番早く出勤したスタッフがダストボックスのゴミを回収するのが日課です。このメンテナンス作業は5分もかかりません。管理画面では毎朝清掃レポートを確認し、ルートに漏れがないか、どこで一時停止したかをチェックします。
「データを見ることで、ここに荷物を置くとロボットが通れなくなる、という具体的な改善点が見えてきます。トラブルが起きたときも管理画面で場所を特定し、職員と共有することで、次に活かすノウハウが蓄積されています」
スタッフが「ロボットが通りやすい床をつくる」意識を持つようになったことで、床への直置きが減り、整理整頓が習慣化するという副次的な効果も生まれています。人の手による清掃とロボットの役割分担が自然と整いつつあります。
▲マップ作製は多鹿さん自らが担当。その作業範囲は施設全域に及び、18時から曜日ごとに決められたエリアをきれいにしていく
翌朝、一番早く出勤したスタッフがダストボックスのゴミを回収するのが日課です。このメンテナンス作業は5分もかかりません。管理画面では毎朝清掃レポートを確認し、ルートに漏れがないか、どこで一時停止したかをチェックします。
「データを見ることで、ここに荷物を置くとロボットが通れなくなる、という具体的な改善点が見えてきます。トラブルが起きたときも管理画面で場所を特定し、職員と共有することで、次に活かすノウハウが蓄積されています」
スタッフが「ロボットが通りやすい床をつくる」意識を持つようになったことで、床への直置きが減り、整理整頓が習慣化するという副次的な効果も生まれています。人の手による清掃とロボットの役割分担が自然と整いつつあります。
導入後の変化と今後の展望
「翌朝、室内の床は砂ひとつない状態になっている」と多鹿さんは言います。
ダストボックスを開けると、これまで水拭きモップでは取り切れなかった細かな砂や綿埃が、しっかりと回収されています。この“見える化”によって、スタッフ全員が「自分たちが気づいていなかった汚れがこれだけあったのか」と感じるようになったそうです。
導入後の変化と今後の展望
「翌朝、室内の床は砂ひとつない状態になっている」と多鹿さんは言います。
ダストボックスを開けると、これまで水拭きモップでは取り切れなかった細かな砂や綿埃が、しっかりと回収されています。この“見える化”によって、スタッフ全員が「自分たちが気づいていなかった汚れがこれだけあったのか」と感じるようになったそうです。
▲職員に「ロボットが通りやすい床づくり」意識してもらった結果、稼働率が上がるとともに整理整頓の習慣も定着した
床清掃をロボットに委ねることで労働負荷が低減したという効果もありますが、朝、出勤したときに診療所がきれいな状態で整っていること。その「心の余裕」が、患者への対応や本来の医療業務に向かう気持ちのゆとりにもつながっているのだとか。
「音の問題、吸塵の問題、残業時間の問題。導入前に抱えていたすべての悩みがクリアになりました。なにより時間外に、文句ひとつ言わず、決められたことを忠実に、素晴らしい水準でやり遂げてくれる職員を得られた。これが導入の一番の価値だと思っています」
今後については倉庫として使っている旧診療所エリアまで管理を広げ、台数を増やすことを検討。昼休みの時間帯のピンポイント清掃にも取り組み、清掃の質をさらに高めることも計画しています。
▲職員に「ロボットが通りやすい床づくり」意識してもらった結果、稼働率が上がるとともに整理整頓の習慣も定着した
床清掃をロボットに委ねることで労働負荷が低減したという効果もありますが、朝、出勤したときに診療所がきれいな状態で整っていること。その「心の余裕」が、患者への対応や本来の医療業務に向かう気持ちのゆとりにもつながっているのだとか。
「音の問題、吸塵の問題、残業時間の問題。導入前に抱えていたすべての悩みがクリアになりました。なにより時間外に、文句ひとつ言わず、決められたことを忠実に、素晴らしい水準でやり遂げてくれる職員を得られた。これが導入の一番の価値だと思っています」
今後については倉庫として使っている旧診療所エリアまで管理を広げ、台数を増やすことを検討。昼休みの時間帯のピンポイント清掃にも取り組み、清掃の質をさらに高めることも計画しています。
▲日中帯は日中処置室や廊下などを曜日ごとに清掃していく
「『RULO Biz』と共にこの衛生基準を守り抜き、患者さまに『いつ来ても清々しい診療所だ』と感じていただける管理を続けていきたいですね」
多鹿さんは常に清潔さを保てる診療所を目指すとインタビューを締め括りました。
▲日中帯は日中処置室や廊下などを曜日ごとに清掃していく
「『RULO Biz』と共にこの衛生基準を守り抜き、患者さまに『いつ来ても清々しい診療所だ』と感じていただける管理を続けていきたいですね」
多鹿さんは常に清潔さを保てる診療所を目指すとインタビューを締め括りました。