新製品

2019年5月7日
パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社

フルデジタル溶接機Vシリーズの最上位モデル

フルデジタル CO2/MAG溶接機
YD-350VZ1 発売

高精度波形制御技術で極低スパッタ溶接を実現

品名

フルデジタル CO2/MAG溶接機 YD-350VZ1

希望小売価格(税別)

オープン価格 

工場出荷予定日

2019年5月7日

月間生産台数

100台

パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社は、フルデジタル溶接機の新たなラインアップとして、フルデジタル CO2/MAG溶接機 YD-350VZ1 を2019年5月7日より発売します。

本製品は2014年11月に発売したYD-350VR1からご好評いただいている「フルデジタル溶接機 Vシリーズ」のCO2/MAG溶接での極低スパッタを追求した最上位モデル溶接機となります。

Vシリーズで開発した当社独自のハイブリッド電子リアクトルは、溶接電流波形を複数の電子リアクトルでフルソフトウェア制御することで、幅広い電流域でのアーク安定性をさらに向上させました。一方、パナソニックの溶接電源融合型ロボット『TAWERS』で初めて搭載したスパッタ低減制御技術『MTS-CO2制御』と『SP-MAG制御』は、その後フルデジタル溶接機『YD-350GZ4』に展開され半自動溶接における極低スパッタを可能としました。今回、新製品『YD-350VZ1』では、ハイブリッド電子リアクトルによる溶接電流波形制御技術と、二つのスパッタ低減制御技術を融合させた高精度波形制御技術によって、Vシリーズでご好評のアークの安定感が一層向上するとともに、極めて少ないスパッタを実現しました。

さらに、Vシリーズで好評の「溶接ナビ」機能、「板厚指令」機能、「出力管理」機能などの便利な機能も標準装備しており、最高品質の溶接を溶接作業が不慣れな方でもより身近に感じていただけます。

当社は、本製品で今後より一層高度化する「モノづくり」に貢献できるフルデジタル溶接機のラインアップの拡充を図り、さまざまな場面での高品位溶接を実現するとともに、フルデジタル溶接機のさらなる普及を目指します。

特長 ~高精度波形制御技術で極低スパッタ溶接を実現~

  1. 低スパッタ溶接を実現する『MTS-CO2』、『SP-MAG』溶接法を搭載
  2. CO2溶接における中電流域での極低スパッタを実現
  3. 最適な溶接条件を簡単に設定できる「溶接ナビ」「板厚指令」機能を装備

【お問い合わせ先】

パナソニック(株)
熱加工システム総括部 熱加工システム販売推進課 菊地 成享
電話 06-6866-8556(直通)
ホームページURL パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社

【開発の背景】

近年、モノづくりの現場では熟練技能者の減少、生産コストの増大などにより、溶接品質や生産性の向上がより強く求められてきています。当社は2014年より「高い溶接性能」と「多彩な機能」を高次元で融合させたフルデジタル溶接機YD-350VR1の発売を皮切りとした『フルデジタル溶接機Vシリーズ』のラインアップ拡充を図ることで、多様化するお客様のご要望にお応えしてきました。今回、CO2/MAG溶接でのさらなる低スパッタ溶接が可能となる『YD-350VZ1』をVシリーズ最上位溶接機としてラインアップに加えることで、高度化するお客様の「モノづくり」にお役立ちできる新たなソリューションを提案します。

【特長】

1.低スパッタ溶接を実現する『MTS-CO2』、『SP-MAG』溶接法を搭載

当社独自のCO2溶接の溶滴移行を安定化させる二つのスパッタ低減制御技術として、CO2溶接の低スパッタを追求した『MTS-CO2溶接法』と、MAG溶接の低スパッタを追及した『SP-MAG溶接法』は、『TAWERS』発売以降、フルデジタル溶接機にも展開され低スパッタと溶接安定性向上を実現してきました。この二つの溶接制御法を、Vシリーズで開発したハイブリッド電子リアクトルによる電流波形制御技術と融合させることによって、さらなる低スパッタを実現しました。

2.CO2溶接における中電流域での極低スパッタを実現

CO2溶接では、特に市場で求められている中電流域(180 A~240 A)でのスパッタ発生量の低減に注力しました。アーク期間中のスパッタ発生のメカニズムと溶接電流波形の相関に着目し、溶融池の振動を抑制することでさらなる低スパッタを実現するとともに、溶接の安定性を向上させました。また、MAG溶接でも、セカンダリスイッチングと『SP-MAG溶接法』により、スパッタ発生をさらに抑え、かつ、溶接速度アップに追従することを可能にします。ステンレスMIG溶接においては、ステンレス溶接の課題である溶融金属の湯流れを向上させることで溶接の作業性向上を実現しました。 ウィービングや突出し長さが変化した場合でも素早くアークを安定させ、高品位溶接を低電流域から高電流域まで幅広く実現します。

3.最適な溶接条件を簡単に設定できる「溶接ナビ」「板厚指令」機能を装備

フルデジタル溶接機Vシリーズで高い評価を得た「溶接ナビ」機能を標準搭載。「継手」「板厚」「溶接速度」を入力するだけで、溶接条件を自動決定することが可能です。
同じく、Vシリーズで好評の「板厚指令」機能も装備し、ワークの板厚を設定するだけで簡単に溶接条件が決定できます。これらの機能により、溶接作業が不慣れな方でも安心してご使用いただけます。

【需要動向】

2016年度実績

2017年度実績
(前々年度実績)

2018年度見込み
(前年度見込み)

2019年度見込み
(当年度見込み)

62,869台

58,258台

52,200台

53,000台

(2016、2017年度実績は経済産業省データを引用、見込みは当社予想)

【定格仕様】

品番

YD-350VZ1

定格入力電圧・相数

AC200 V ~ 220 V・三相

周波数

50 Hz/60 Hz 共用

定格入力

17.0 kVA (15.5 kW)

出力電流

DC 30 A ~ 350 A

出力電圧

DC 12 V ~ 36 V

外形寸法(幅 x 奥行 x 高さ)

380 x 540 x 640 mm

質量

54 kg

写真:フルデジタル CO2/MAG溶接機 YD-350VZ1