その日、そのとき、その場所だけの音。

シンガーソングライター

秦 基博

秦 基博さん(シンガーソングライター)の写真

人には、いろんな顔があると思うんです。家族といるとき。職場にいるとき。友だちといるとき。どれにも全部、違う顔の自分がいて。さらにその中で、いろんな感情を持っていて。本当に多面的だと思うんです。強かったり、弱かったり。やさしかったり、急に冷たかったり。そういうものを僕はそれぞれ曲にしたいと思っています。
僕は、自分の中にあるものしか歌にできないと思うので、自分自身をとことん追求して、何かモヤモヤ思ったこと、腹の立ったことや寂しく感じたこと、幸せに感じたことを、何でだろうって掘り下げて。そうやってできた歌には、いまの時代に生きるひとりの人間の感情が表れていますから、同じ時代の他の誰かとつながり合えると思っています。
それで同じものを共有できたらいいですし、違うことを感じて、あたらしい価値を見いだしてくれてもいい。むしろいろんなことを感じてほしいなと思います。
たとえば野外でのライブとなると、その日がどんな空かとか、歌の途中で風が吹くかとかも音楽の一部になっていきますし、どんな顔をして聞いているかとか、どんな雰囲気かによって僕の歌や演奏も変わっていきます。ものすごく盛り上がって、会場中が一緒に曲にまき込まれる瞬間や、咳払いもためらわれるような空気の中、音の一つひとつにみんなが入り込んでいる瞬間。いろんなものを行き来させながら、ライブがどんどん変わっていくんです。さらにそこに映像が入ってくるとまた変わっていって。ひとつの象徴的なイメージが見えると、音楽を聴いている方の曲の受け止め方が変わったりして、そこにあたらしい景色がひろがるというか。
音楽は、そのとき、その場所で変わっていくので。一人ひとり自由に楽しんでくれたらいいなと思います。

秦 基博さんのお写真1

秦 基博

2006年デビュー。“鋼と硝子で出来た声”と称される歌声と叙情性豊かなソングライティングで注目を集める一方、多彩なライブ活動を展開。2014年にアニメ映画主題歌「ひまわりの約束」が大ヒット。その後も映画・TV・CM曲を多数担当。2017年5月、デビュー10周年を記念した横浜スタジアムでのワンマンライブを成功させ、さらなる活躍が期待される。

※DVD&Blu-ray「LIVE AT YOKOHAMA STADIUM −10th Anniversary−」 2017年11月8日(水)リリース

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