日に新た

心静かに年が明けて、心静かに新年の計を立てる。
まずはめでたい新春の朝である。
ゆく年の疲れをいやしつつ、去りし日の喜びを再びかみしめている人もあろうし、
あるいは過ぎし年の憂き事にしばしの感慨をおぼえている人もあろう。
人はさまざま。人のさだめもその歩みもまたさまざま。
さまざまななかに、さまざまな計が立てられる。
そんななかでも大事なことは、ことしは去年のままであってはならないということ、
きょうは昨日のままであってはならないということ、
そして明日はきょうのままであってはならないということである。
万物は日に新た。人の営みもまた、天地とともに日に新たでなければならない。
憂き事の感慨はしばしにとどめ、去りし日の喜びは、
これをさらに大きな喜びに変えよう。立ちどまってはならない。
きょうの営みの上に明日の工夫を、
明日の工夫の上に、あさっての新たな思いを。
そんな新鮮な心を持ちつづけたい。
そんな思いで、この日この朝を迎えたい。

松下幸之助 「この日この朝」より

いま時代は、かつてないほど多様な価値観であふれ、
人々はくらしの中でそれぞれの理想を
追いかけながら生きています。
私たちは、そんな一つひとつの欲求に応えるために、
一人ひとりのくらしを見つめ、
「人が中心の」技術やソリューションの開発に努めるとともに、
常に事業領域を変化させながら、
世界中の人々の生活の向上、そして社会の繁栄に貢献してまいります。
おかげさまで今年、パナソニックは創業100周年。
ここまで歩んでこられたことは、ひとえにみなさまのご愛顧と
ご信頼の賜物と心より感謝申し上げます。
つぎの100年も、変わらぬご支援を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。