赤い緑、黄色い紫のメイン画像 赤い緑、黄色い紫のメイン画像

赤い緑、黄色い青

絵画上にデジタルで描かれた絵を投影し、移り変わる色彩を鑑賞する作品。

キャンバス上の色彩の類似色を投影すると、色彩は燃えるように鮮やかな発色となり、また、補色関係にある色彩を投影すると、一変して深いグレートーンが現れ、絵画の色である物体色の認識に揺らぎを与えます。「物体、光、色覚」の3要素によって、相互に関係し合う色彩を鑑賞者のなかに生み出します。

クリエイターからのコメント

コンセプト

絵には「形、質感、色彩」の3要素がとても重要です。
絵を描く中でその要素を分解しようと考え、特に色彩をピックアップした絵画の制作に取り組みました。私たちが感じている色彩は「物体 × 光源 × 視細胞 × 心理的な作用 」と多様な要素が影響しあって作られています。
キャンバスに塗布された絵の具という物体と、その上に投影された光を混ぜ合わせ、あらためて感じる色の綺麗さ、色覚の不思議を紐解きます。

 

感じて欲しいこと、伝えたいこと

色の見えかたは、物の色だけではなく様々な要因によって作られているということをあらためて感じてほしいです。そしてそれは「自分自身とは自己のありようだけではなく、他との関わりあいで変化してゆくもの」という作者の気づきと、「柔らかく変化する自己をどんな色模様のときでもよいと感じられるように」というささやかな願いと結びついています。

 

メッセージ

私たちの眼の中にある、光を受け止める細胞には個人差があり、見えている景色はあなただけの色彩によって作られています。『赤い緑、黄色い青』は、タイトルにもあるように「何色の絵」という正解がありません。自分のもっている眼の特徴で、色の混ざりを観察してください。

 

制作年:2021年
素材:ミクストメディア
時間:6分44秒

クリエイター

顔写真:中山晃子

「赤い緑、黄色い青」を体験しよう

光を分解したり、重ね合わせたりしながら目に見える色の不思議を感じていきます。さあ、色を操ってみよう。

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