イベントレポート

パナソニックセンター東京では、年間を通じて様々なイベントを実施しています。
ご来場やイベント申し込み前に、動画やWebページでイベントの様子をご確認いただけます。
ぜひ、イベント内容、会場の雰囲気をご覧ください。

未来を考えるオンラインイベント「ソウゾウするちから」イベントレポート

新型コロナウイルス感染拡大により、人々の生活や価値観は大きく変わりつつあります。
そんな中、2020年5月20日(水曜日)、パナソニックセンター東京は、オンライン上でどなたでも参加可能なイベント「ソウゾウするちから」を開催しました。

本イベントでは、くらしをよりよくするために、今後どんなアイデアが求められるかをテーマに、アートとテクノロジーの視点から、講師、参加者とともに私たちの新しい未来について考えました。
イベントは、パナソニック映像が提供するライブ配信サービスを活用し、進行役にくらしアップデート推進本部の濱本さん、講師にはライゾマティクス・アーキテクチャー主宰の齋藤さんと、マニュファクチャリングイノベーション本部ロボティクス推進室総括の安藤さんをお迎えして開催、全国から約120人が参加しました。

写真:齋藤精一(さいとうせいいち)さん
齋藤精一(さいとうせいいち)さん
写真:安藤健(あんどうたけし)さん
安藤健(あんどうたけし)さん
写真:濱本隆太(はまもとりゅうた)さん
濱本隆太(はまもとりゅうた)さん

はじめに、講師の2人が自己紹介を兼ねて、現在の新型コロナウイルス禍の状況下において、個々に感じている事や日々の変化、それに対する思いを語りました。
齋藤さんは、「4月から、新しいオンラインイベントを毎週金曜日に二部構成で開催している。第一部では、さまざまな人と世の中の課題解決や新たなアイデアについてディスカッションし、第二部では、オンラインで音楽やビジュアルを楽しめるような内容で実施している。大変な時期だからこそ、我々にできることは何なのかを考えている。」と取組みを紹介。

続いて安藤さんは「これまで、人手不足をロボティクスでどうサポートしていくのかに取り組んできた。コロナの影響もあるが、人が人らしく前向きに生きることに対して、ロボットに何かできないかを取り組み始めたタイミングだった。」とプロダクトの事例として、先月株式会社コネルと共同発表した「TOUーゆらぎかべ」を紹介しました。

斉藤さんの子どもの頃を画像で紹介
安藤さんの子どもの頃を画像で紹介

その後、2人の講師によるアートとテクノロジーの視点から「創造」について主に3つのテーマで考えるトークセッションが行われました。

[オフラインの良さとオンラインの可能性]
(齋藤さん)オンラインだからこそ繋がれる、出会える、共有できることがある。4月からやっているイベントも、オンラインだと海外からも見に来てくれる。でも、人と会うことの大切さは皆痛感していると思うし、物理的に会うからこそ良いものもあるわけで、どちらもあるべき。実際に会うことの大切さ、オンラインだからこそ出会える大切さ、
両方とも知ったからこそ新しいアイデアが出てくるのだと思う。

[コロナ禍をきっかけとしたこれからのロボティクスの可能性]
(安藤さん)今までは、主に自動化手段としてロボットが発展してきたが、コロナ禍により非接触であることに新しい価値を見出されている。また、人の内面に寄り添い、気持ちをサポートするような役割も増えてくると思う。さらには、自分自身で閉じこもっていたところがオンラインにより解放され、より新しい自分の可能性に出会えるようなロボットやテクノロジーが、これからニーズとして増えていくのではないか。

[人だからできること、テクノロジーが代替できること]
(齋藤さん)凄く大事だと思うのは、テクノロジーは道具であるということを忘れてはいけない。人間のために一緒に働いたり、人間の生活をよりよくするためにロボットをつくったりするのだということ。我々が抱えている問題に対して、必要だったらテクノロジーをつかう。何でも解決してくれる魔法みたいに思う人が多いが、きちんと育てないといけない。

(安藤さん)現代の技術は発達しているので、ある程度のことはできてしまう。重要なのは、何のためにテクノロジーを使いたいのかを考えていくこと。単純に機械が自動化しにくいことだけを人間にやらせると、楽しみも充実感もなくなる。自分がどうなりたい、どうしたいのかを考えた上で、そのためのツールとしてテクノロジーは何が必要か、という思考の循環が回っていけば良い社会になると思う。

[くらしをより良くするために、テクノロジーがどう活用されるべきか]
(安藤さん)コロナの影響なのか、自分という存在が多面性を持つようになっている。在宅勤務で、仕事上の自分とプライベートの自分が同じ時間軸で混在し、VR上の架空の自分も入ってきたりと、今までの自分の概念と異なり複雑化している。そんな中、人って何だろう、自分って何だろう、ということを真剣に考え見つめ直すことでテクノロジーの使い方は良い方向に行くと思う。

(齋藤さん)私は常に、こんな時にはこのテクノロジーが使える、ということを考えていて、テクノロジーに使われるのではなく、テクノロジーを使おうと言っている。テクノロジーは効率化を突き詰めると何も無駄を出さない方向にいってしまうが、人間の良いところは無駄があるところ。テクノロジーを使っても、そういった要素を残す、といったことも考えなければいけないと思う。

安藤さん配信の様子
濱本さん配信の様子

[イベントへ参加した中高生へのメッセージ]
(安藤さん)まず好きなことを一生懸命やって欲しい。好きな事が見つからなくても、目の前にあることを一生懸命やることが大事。目の前のことをつまらないと思うか、楽しいと思えるかで人生は大きく変わってくる。何事も前向きに、楽しみながらやってもらいたい。

(齋藤さん)常に疑問を持ち続け、どうやったら解決できるかを考えることが大事。自分の直感を信じて行動すること。また、自分と一緒に考え行動を起こすことができる仲間をつくることも大切。新しいことに貪欲にチャレンジしていってほしい。

[参加者から講師への質問]
Q1.(参加者)「将来建築家になりたいが、アイデアが浮かばない時はどうしたら良いか」

A1.(齊藤さん)「とにかく街を歩き回って、住みたい家と自分なら作らないような家を見つける。植物や動物を観察することからもアイデアは浮かぶ。建築模型の写真をSNSに公開して、その反響からアイデアが膨らむこともあるのでは。」

Q2.(参加者)「理系が苦手だが、将来ロボットクリエイターになりたい」

A2.(安藤さん)「あまり文系理系は気にしなくても良い。ロボットの良いところは動くというところ。すごく楽しいのでつくって動かしてみることにチャレンジして欲しい。必要な知識は本気になれば何とでもなる。頭で考えるよりまず手を動かすことが大事。」

子どもたちの質問に笑顔がこぼれる

[参加者からのご意見(アンケートによる)]

  • オンラインで集中的に話を聴くとても良い経験だと思うのでシリーズ化されて、我が子が小学生になった時にもリアルタイムで参加させたいと思いました。
  • 小学6年息子が受験勉強で煮詰まっている様子だったので、さらなる先を見てほしく参加をさせて頂きました。将来の夢をどうやって叶えていくか、アプローチの方法は決して1つではないと大きな力を頂いたようです。少々息子の年齢には難しい内容かと思ったのですが、息子なりに、今できる解釈で有意義な時間を過ごさせて頂いたようです。
  • 時間が短かく感じた。

パナソニックセンター東京は今後も、オンラインを活用したイベント開催や、情報発信を積極的に展開してまいります。
※現在、PC東京のホームページ上で、お家で楽しめるコンテンツを掲載中。
今後も随時更新していくので、ぜひご覧ください。
https://www.panasonic.com/jp/corporate/center-tokyo/event/movie.html#StayHome_contents