パラリンピックのちから~東京2020開催まであと1年~
パラリンピックの見かたも描きかたも、もっと多様でいい。
あなたが思うパラリンピックは、なんだ。
いよいよ1年後に、東京2020は迫っています。
しかしながら、パラリンピックを取り巻く環境には、未だ多くの改善余地があるのではないでしょうか。
日本におけるパラリンピックスポーツへの認知や関心の低さ、それが暗に示す『先入観』―障がい者はかわいそう、なじみにくい、スポーツそのものの興奮に欠ける―は、インクルーシブな社会の実現を決して後押しするものではありません。
東京2020パラリンピックを1年後に控えたこの機会に、パナソニックセンター東京は、パラリンピックの「多様な見かた」を伝えていきます。
パラリンピックの競技としての美しさ、パラリンピアン一人ひとりの物語、そしてそれを表現するメディアそれぞれの多様さ。
パラリンピックに対する、一人ひとりの千差万別な見かた・描きかたをご提示します。
このイベントを通じて、パラリンピックへの『先入観』を揺さぶり、一人ひとりのパラリンピックの見かた・描きかたが表出されていくこと、また2020年やそれ以降のインクルーシブな社会の実現に向けて、一人ひとりの行動が喚起されていくきっかけとなることを目指します。

概要:
パラリンピックの見かた・伝えかたに対するゲストの想いを、ファシリテーターとともにご紹介するトークイベント
日時:
2019年8月24日(土曜日)11時00分~12時00分
場所:
パナソニックセンター東京(アクセスはこちら)
対象:
どなたでもご参加いただけます。
定員:
100名
参加:
無料

東京2020スポーツピクトグラム制作チーム代表者が思う、パラリンピックの魅力
GUEST


廣村 正彰(ひろむら まさあき)さん
グラフィックデザイナー
愛知県出身。1988年、田中一光デザイン室を経て、廣村デザイン事務所設立。グラフィックデザインを中心に、美術館や商業、教育施設などのCI(コーポレートアイデンティティ)、VI(ビジュアルアイデンティディ)計画、サインデザインを手がける。主な仕事に、横須賀美術館、すみだ水族館、9hナインアワーズ、名古屋城本丸御殿、東京2020スポーツピクトグラム開発など。
パラリンピックの見かたと、漫画や動画などメディアの伝えかた
GUEST


鎌田 和樹(かまだ かずき)さん
UUUM株式会社 代表取締役CEO
自他ともに認めるマンガ好きで『アオアシ』も愛読。2003年、19歳で大手通信会社入社。店舗開発・運営、アライアンスなど多岐にわたる分野で実績をあげる。その後、孫泰蔵氏の薫陶を受け起業を決意。ほどなくして、HIKAKINとの大きな出会いを得て、2013年、29歳で独立。2018年、代表取締役社長CEOを務めるUUUM株式会社は、公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンターとパートナーシップを締結。専属クリエイターたちの動画コンテンツなどを通じ、パラスポーツの魅力を積極的に発信している。
松崎 英吾(まつざき えいご)さん
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会 専務理事兼事務局長
学生時代に偶然に出会ったブラインドサッカーに衝撃を受け、深く関わるようになる。大学卒業後は一般企業での業務の傍らブラインドサッカーの手伝いを続けていたが、「ブラインドサッカーを通じて社会を変えたい」との想いで、日本視覚障害者サッカー協会(現・日本ブラインドサッカー協会)の事務局長に就任。「サッカーで混ざる」をビジョンに掲げる。サステナビリティをもった障がい者スポーツ組織の経営を目指し、事業型非営利スポーツ組織を目指す。メディア掲載、登壇実績など多数。

上野 直彦(うえの なおひこ)さん
スポーツライター、漫画原作者、経営者
早稲田大学大学院スポーツ科学研究科・修士課程修了。早稲田大学スポーツビジネス研究所・招聘研究員。各種スポーツマンガにて取材・原案協力。また、ブロックチェーン業界における ALiS、PoliPoli、エンゲート、リアルワールドゲームスなど数社でアンバサダーやアドバイザーに就任。国内外で「スポーツ×トークンエコノミー」のプロダクトを進めている。
パラリンピックを知る中で見えてきた、パラリンピアンそれぞれの物語
COLLABORATION
コラボレーション


パラリンピック競技の魅力を、日本が誇る文化「アニメ」で世界に発信するプロジェクト。日本を代表する漫画家、そしてアニメ監督たちが独自の視点でアスリートを見つめ、オリジナルアニメを書き下ろします。2020年東京パラリンピックを控え、パラスポーツをもっと身近に、もっと楽しむためのムーブメントをつくってゆきます。
GUEST


河合 克敏(かわい かつとし)さん
マンガ家
1964年、静岡県に生まれる。上條淳士のアシスタントを経て、1987年に「爆風GIRLS」でデビュー。初の連載作品である柔道漫画「帯をギュッとね!」は、自身の柔道経験にもとづいたリアルな競技の描写で人気を集めた。競艇を題材とした「モンキーターン」で第45回小学館漫画賞を受賞。そのほかの代表作に、テレビドラマ化された「とめはねっ!鈴里高校書道部」などがある。
半谷 静香(はんがい しずか)さん
パラリンピアン 視覚障害者柔道
福島県出身。ロンドン2012大会、リオ2016大会に視覚障害者柔道選手として2大会連続出場、それぞれ7位・5位入賞を果たす。現在は、東京2020大会の出場を目指し奮闘しながら、アフリカを始めとして世界各国での大会や稽古にも積極的に参加している。

ケビン・オアーさん
車いすラグビー日本代表監督
アメリカ出身。陸上選手としてソウル1998パラリンピックにて2つの銅メダルを獲得。その後車いすラグビーの監督として、米国やカナダを指導、米国はアテネ2004パラリンピックで銅メダル、カナダはロンドン2012パラリンピックで銀メダルを獲得。2017年2月に日本代表監督へと就任後、2018年8月に世界選手権にて日本チームを初優勝へと導く。現在は東京2020パラリンピックに向け、日本代表チームを導いている。
池 透暢(いけ ゆきのぶ)さん
パラリンピアン 車いすラグビー
高知県出身。車いすラグビー日本代表のキャプテンとして、リオ2016大会に史上初の銅メダルを獲得。2018年8月の世界選手権では初優勝を達成。2020年東京パラリンピックでの金メダル獲得に大きな期待が寄せられている代表チームの大黒柱。
パラリンピックの魅力やかっこよさを、ファシリテーターとともに紹介していきます。


平地大樹(ひらち たいじゅ)さん
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役社長
プロバスケットボール選手を目指し活動するものの27歳で断念。人材企業・Web系企業を経験し、2011年に(株)プラスクラスを設立。その後プラスクラス・スポーツ・インキュベーション(株)を設立し、スポーツチームやリーグ、メーカー、メディアにおけるデジタルマーケティングのコンサルティングに従事。クライアントはプロ野球からJリーグ、Bリーグなど47チーム・7リーグにも及ぶ。多数のカンファレンスでスピーカーとしてスポーツ×Webをテーマに講演し、その世界においてはオピニオンリーダーになりつつある。

主催:
パナソニック株式会社
協力:
公益社団法人東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
後援:
日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会
読売新聞社