立体の体積

立体の体積

目盛りが無くても、水の量が量れる?

今ではコップやペットボトルで簡単に量れる水。

江戸時代の人たちは、1種類の枡を使って、水やお米を工夫しながらはかっていたそうです。
マス目のない、同じサイズの枡でいろんな量を量るにはどうすればいいのでしょうか?

どんな形でたまった時に、1/2や1/6の水の量になるのか見てみよう!

実験動画

どんな形でたまった時に、1/2や1/6の量になるのかな?

答え

立体の体積を図る方法

長方体を図のような形に傾けたとき、1/2や1/6を量ることができます。

原理

立体の体積を図る方法の原理

直方体(図1)の側面を対角線で分けてできた三角柱(図2)の体積は、直方体の体積の半分になります。
またその三角柱の底面積と高さが等しい三角形の体積は、三角柱の体積の3分に1になります。
またその三角柱の底面積と高さが等しい三角錘(図3)の体積は、三角柱の体積の3分に1になります。

それぞれの体積は以下の公式で求められます。

直方体
体積=奥行き×幅×高さ

三角柱
体積=底面積×高さ

三角錐
体積=底面積×高さ×1/3

トピック

枡で測る人のイラスト

かつて枡は貴重品であったため、様々な大きさの枡を揃えることができませんでした。
そこで家庭では、約1L程量ることができる五合枡を用いて、半分の2合半を量っていたといわれます。

※一合=約180ml