Re-Life Story 家事をする男の視点でキッチンをリフォーム 夫の家事増強計画

妻54歳、専業主婦。夫57歳、薬品会社の営業。娘二人は独立。母親(76歳)は近所のマンションで一人暮らし。

それぞれが、家事をきちんとできるふたりへ

定年が迫ったこの春、私は夫にこう持ち掛けた。「定年後の生活を考えて、リフォームしない?」私は夫の目の輝きを見て思った。しめしめ、夫の家事力増強計画がこれで完成する。この日のために、夫を褒めて褒めて育ててきたのだ。1年前、私はふと不安になった。子どもが独立してふたりだけの生活になった時、家事のできない夫を家に置いて出かけることができるだろうか、と。

料理の楽しさを教えたい

手始めに、「週に一度、土曜日の夕食を作ってみない?」と提案した。包丁すら握ったことのない夫に、自分の母をコーチとしてつけた。結果は予想以上だった。家族の褒め言葉に気を良くしたのもあるけれど、今では、ひとりで夕飯を用意してくれる。しかも、週3回。もともと凝り性な夫は、包丁も自分用をセットで揃え、フライパンや鍋や器にも凝り始めた。

夫が、家事視点でリフォーム

リフォームは夫の主導で進んでいる。キッチンはアイランド型で、シンクカウンターの高さは夫の高さに。作業スペースは、ピザ作りができるように広めに。夫自慢の料理器具もインテリアの一部になっている。こだわりは、バスルームや洗濯スペースにも。今や週末の掃除や洗濯も夫がしてくれている。嬉々としてリフォームプランを語る夫に笑顔でうなずきながら、私は友人との旅行プランを進めている。

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