愛媛

昭和31年、瀬戸内海で出会った世界に誇る資産。

「こんなにも美しい風光が私たちの祖国なのだ」――昭和31年のある日、出張途中の飛行機の上から眺めた瀬戸内海の美しさを創業者松下幸之助は、そのようにたたえました。そして『見事な庭園』に例えたあと、次のように続けました。

「これは、日本人共通の大きな資源であり資産である。だからお互いみんながこの富を共有し、俗事に追われがちなその日々から、たまにはぬけ出して、できるだけひろくその美を楽しみ、一人でも多くの人がその喜びを味わわねばならないと思うのである。これはいわば日本人の一つの特権であると考えてもよかろう。更にこの考えを押し進めていくならば、日本人だけではなくて、ひろく世界中の人々にもこれを鑑賞せしめてよいはずである。小さな庭園もそれが名園だと言われたら、人は少々の遠路を押してもこれを鑑賞し、味わいに行く。ましてこんな大きなきれいな庭園である。もうすこし何とか方法を考えたら、世界中の人々がその美を楽しみに日本に集まってきても、それは何の不思議もないところである」

現在、日本は観光立国を掲げ、2020年に世界中から年間4000万人の旅行者が訪れる国をめざしています。松下幸之助が、日本の資源であり資産とした瀬戸内の海に、さまざまな国から人が訪れ、その美しさに驚き、大いに楽しむ日々が、いまはじまっています。

大正7年の創業以来、私たちがここまで歩んでこられたことは、愛媛のみなさまをはじめとする、たくさんの方々のご愛顧とご信頼の賜物と心より感謝申し上げます。これからも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

おかげさまで、パナソニックは創業100周年を迎えました。