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パナソニックの女性技術者が語る<ビジネスパーソン×ママの両立>のリアル

対談の様子

「働き方改革」の取り組みによって、ワークスタイルは変容を遂げようとしています。仕事だけに向かう毎日から趣味に打ち込む時間を作る人、自分自身のスキルアップの時間を作る人など、時間の使い方はさまざまです。 今回ご紹介するのは、子を持つ母であり、パナソニックでひとりのビジネスパーソンとしてもキャリアを積んでいる女性技術者3名。技術の進化、市場ニーズの変化、それにあわせた事業の変化と取り巻く環境に不安を持つ方もいらっしゃるかもしれません。ライフイベントを迎えたときの正直な気持ちや<ビジネスパーソン×ママの両立>のリアルを座談会形式で、たっぷりと語ってもらいました。

【安藤 真理子(あんどう・まりこ)】 ーパナソニック株式会社 アプライアンス社 技術本部 ホームアプライアンス開発センター

早稲田大学大学院修士課程を終了後、2010年 パナソニックに新卒で入社。入社から現在まで洗濯機の研究開発業務に従事。2016年にGame Changer Catapult1期生として新規提案を実施。プライベートでは1児のママ。

【阪田 若菜(さかた・わかな)】 ーパナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 メディアエンターテインメント事業部 テクノロジーセンター

2009年理工学部を卒業後、新卒で三洋電機株式会社に入社。事業統合により2015年パナソニックへ転籍。入社以来一貫して業務用プロジェクターの組込みソフトウェア開発に従事。プライベートでは1児のママ。

【村上 薫(むらかみ・かおる)】 ーパナソニック株式会社 エコソリューションズ社 ライティング事業部 ライティングR&Dセンター

2002年、同志社大学工学部を卒業後、新卒で松下電工(現:パナソニック)に入社。ホームネットワークシステム・非住宅照明制御システムの技術・商品開発に従事。2014年MBA取得後、専門領域を拡大すべく技術企画・事業企画に従事。2017年度ライティング事業部へ異動、現在はライティングシステム商品の開発に携わる。プライベートでは1児のママ。

出産してからも会社で働くことを自ら望むなんて思っていなかった

安藤:わたしは大学院で機械工学の研究をしていて、グローバルで活躍するならパナソニックだ、と思い入社しました。2010年に入社してから今の部署で変わらず働いています。仕事内容は主に洗濯機の研究開発。入社5年目までは既存商品をより良くするためにできることを考えていましたが、現在は未来の洗濯機について考えています。みなさんはどのような経歴ですか?

阪田:わたしは、大学では情報工学を学び、2009年に新卒で三洋電機(2011年にパナソニックが買収)に入社しました。入社してからは、プロジェクターの制御システムの開発をメインの業務として担当しています。また、パナソニックでは女性初のソフトウェア開発チームのリーダーとしてオリンピックで使用された高精度プロジェクターのプロジェクトを統括しました。

村上:わたしは2002年に入社して、入社から10年ほどはホームネットワークシステムの開発に取り組んでいました。簡単にいうと、外出先から家電を操作したり、携帯電話から来客の確認をしたりすることなどができるものです。その後、システムの技術企画と新規事業企画を担当し、技術力と企画力の2軸の力をつけてきました。現在は、店舗などの照明制御システムの開発を担当しています。

安藤:おふたりもママでありながら、育児と仕事を両立しながら働いているんですよね。わたしは入社5年目に子どもを産んで1年間育休を取ったあと復職したのですが、実は・・・実際に出産・育児をするまで、専業主婦になるのもありかな、と思っていました。みなさんは、どうだったんですか。

村上:わたしも4年前に出産しました。産休・育休は1年ほどを取得しました。専業主婦になりたいとはあまり考えていなくて、自分のキャリアもすごく大切だと思っていました。というのも、わたし自身は会社の経営にも興味が強くて。入社5年目にたまたま新規事業提案をする機会をいただいたのですが、そのときの部門長や経営層の視座の高さに圧倒されたんです。すごく自分自身が感銘を受けたので、子育てと両立しながら仕事もやるぞ、と思っていました。

阪田:わたしは、産休・育休を1年取得してからまだ1年しか経っていないので、仕事と育児の両立を試行錯誤しながら働いているタイミングですね。ただ、仕事が好きだし、パナソニックには子育てを支援する制度が沢山あり両立しながら働ける環境があると思ったので、専業主婦になる選択肢はありませんでした。安藤さんは、専業主婦になるのもありかもしれないと思っていたとおっしゃっていましたが、どうして復職しようと考えたのですか?

安藤:絶対に専業主婦になりたい、と思っていたわけではないんですが、ずっとバリバリ働くぞ!と思っていたわけでもなったんです。結婚して、出産して、子どもができて会社に復帰できたらいいな・・・でも、ちょっと専業主婦もいいかもくらいのゆるいプランだったんですよね。ところが、実際に産休を取ってみると仕事がないことで退屈を感じてしまって……。そうなってはじめて仕事が好きな自分に気付き、少し驚きました(笑)。結婚して、出産するまでは、あれやこれや考えていましたが、実際のところその環境になってみないと自分がどのように感じるかはわからないものだと思いました。復職してからは、時短勤務で、育児と仕事を両立しています。

阪田:すごく共感します。実際にやってみないとわからないことも多いですよね。結婚や出産、育児、介護など人生の様々なターニングポイントに差し掛かった時に、多様な働き方を聞き入れてくれる会社なのかどうかをみておくことは大切だと感じています。実際にパナソニックは多様な働き方を認めてくれる風土が根付いていますし、制度も十分すぎるぐらい整っていると思います。

安藤:最近は特にパナソニックに転職してくる方も多いですし、出戻りキャリアも増えてきて、様々な文化や考えが取り入れられてより柔軟なキャリアや働き方ができるようになりましたよね。

苦労するポイントは人それぞれ、だから工夫も人それぞれ

対談の様子

安藤:実際に仕事と育児を始めてみると、いろいろな苦労が生まれますよね。わたしは夫が単身赴任しているので、家事や育児を分担できず、一人でやることが多いので大変だなと感じることがあります。とくに復職直後は、子どもの体調が安定しなかったので、有給を消化しまくっていました(笑)。

村上:わたしも夫がインドに単身赴任していたので、すごく気持ちがわかります。たまたまうちの子どもは風邪を引くことが少なくて助かっていましたが、仕事と両立するためにチーム内でいつでも助け合えるように工夫をしていました。例えば、自分が急に帰らないといけなくなっても、組織として仕事が進められるように見える化のツールを導入することで業務の進捗がいつでもだれでもわかるような工夫を行なっていました。

安藤:タスク管理はすごく意識しますよね。パナソニックは時短勤務や在宅勤務などの仕組みが充実しているのでそれらを上手に使って仕事と育児を両立しながら働けています。また、一緒に働くメンバーや上司のサポートは本当にありがたいです。チームで仕事をする上で、信頼関係って大事だと思います。例えば、日々のコミュニケーションの取り方ひとつとってもそうです。具体的には、上司の立場からすれば時短勤務で働いている分、通常勤務のメンバーと比べて一緒に過ごす時間は少ないので仕事の進捗や困っていることが見えにくく、心配をかけてしまう部分があります。そこで、些細なことでも相談したり、メールやチャットツールを使って日々の情報共有を密に行い高い質のアウトプットをすることで安心してもらえるようにしていきました。あとは、どんなに大変でも絶対に終わらせると意気込んで仕事に取り組むことも大切です(笑)。そうすることで、チームのメンバーとの信頼関係が生まれ、育児と仕事の両立がよりやりやすくなります。

阪田:パナソニックにはさまざまな人の働き方に合わせた制度があるので、私たちのように子どもを持つ母だけに限らず、ありがたいことですよね。わたしも、在宅勤務制度を活用して通勤時間を子どもと過ごす時間にあてたり、フレックスタイム制なので、出社・退社時間を自分で調整できますから余裕がある日には少し長めに働いて、別の日には時短するといった具合にフレキシブルに働けています。限られた時間の中で仕事のアウトプットを出しながらと子どもとの時間も大切にできています。

安藤:仕事中に、突然子どもが熱を出すとか、風邪が次々と家族にうつるとか、仕事が忙しくて家事が終わらない……なんてことは珍しい話ではありませんよね。 ちなみにわたしは産休のタイミングで仲の良いママ友を作ることで、家族以外の頼り先の選択肢を広げることができました。わたしが住んでいる地域は、子どもを地域みんなで育てるという風土が根付いているところだったということもありますが、他のお母さん達がどのような子育てや価値観をしているかも知りたかったので自分からママ友に積極的に声を掛けるようにしていました。

子どもも少し大きくなってきたので、実際に仕事が忙しい時や職場での歓送迎会などの飲み会に参加する際に、保育園のお母さん同士でお迎え・夕食・お風呂・歯磨きをお願いしたりして助け合っています。

村上:仕事も家事も子育ても一人で抱え込まないっていうところがポイントですよね。わたしの場合は、子どもと過ごす時間を作るために、家事をアウトソースしちゃっていますね。難しいものは難しい。ある意味割り切って、大切なことの優先順位をはっきりと付けています。

阪田:家事のアウトソース、すごいですね……!わたしも、突然の病気のときは病児保育の施設に預けて診てもらっています。これらの情報も、パナソニックのママ友との情報共有によって得られるものなので、同じ悩みを共有できる存在がいることがすごく心強いです。

多様な機会があふれているパナソニックで自分らしく働く

集合写真

村上:子育てを経験してから、より仕事の大切さやおもしろさに気づく、なんてこともありますよね。わたしは、出産・子育てを経験して個人のキャリアももっと充実させたいと感じるようになりました。技術に対する興味だけでなく経営にも興味を持ったことがきかっけでMBAを取得したのですが、出産・子育て中ももちろん勉強し続けていて、大学院のメンバーと一緒に切磋琢磨して、定期的に相互フィードバッグし合っています。ちなみに、私の通っていた経営大学院は、今ではオンラインでMBAを取得できるコースもあり、インターネット越しに子供を抱えながら、勉強しているママさんもいます。最初オンラインってどうなのかな?と思っていましたが、実際には制約があるオンライン受講者の方が集中力も発言数も上がっているらしいです。働きながら子育てをしている私たちのようなママの育児による時間制約×仕事×勉強も、結局同じことが言えるなあと思います。

せっかくMBAも取得し、勉強し続けているのでいつかは新規事業を計画して、経営者として活躍したいと考えています。みなさんのこれからのキャリアプランは、どのようなものですか?

安藤:わたし自身、これまでは技術の力を付けながら企画提案をしてきたので、それを活かして新しい事業提案をしたいと考えています。日頃の生活で気がついたことをサービスやプロダクトとして生み出したいなと。パナソニックのようなくらしのすべてが事業領域である会社は女性のアイデアや感性をとても必要としています。私たちのように働く女性たちが感度高く情報を集めることで、より魅力的なものを生み出せるようになりたいですね。

阪田:おふたりは、企画や経営などにも強い興味をお持ちなんですね。わたしはどちらかというと、自分らしい製品の開発に今以上に取り組みたいと考えています。女性ならではの視点でプロダクトを開発して、いずれ製品を見つけて「これ、わたしが作ったんだよ」と胸を張って言いたいです(笑)。

安藤:女性らしい視点が活きるのって、パナソニックの強みですよね。私たちのようないわゆる「リケジョ」で、電機メーカーへの就職を希望する人はそれほど多くないですよね。ただ、家電や住宅設備を使用するのは、やはり女性が多いのではないでしょうか。男性側の視点だけでなく女性が生活者の視点から意見を出し、多様な意見をしっかりと反映できる環境は、働く上での大きなやりがいにつながります。一つのものでも複数の視点があれば新しい発見につながりますし、これは女性/男性・文系/理系、だけでなく、国籍や価値観、働き方、年齢、専門性の違いでも言えることかもしれません。

阪田:本当ですね。それに、そうやって生まれた製品が、海を越えて世界中で使われていると思うとなんだか感慨深いです。海外出張などの渡航先でパナソニック製品を見つけたときの感動は、未だに忘れることがありません。

村上:規模の大きな仕事を楽しめることや制度の充実具合などから考えても、大企業の醍醐味ってさまざまありますよね。ライフイベントや子育てなどは特に自分の思い通りにいかないことも沢山あります。そういった点では、大企業の方が様々な観点(制度・サポート体制・勤務地・職種)で選択肢が多いですし柔軟なキャリアを描けるのではないでしょうか。

安藤:学生のみなさんの中には、今はまだ自分のやりたいことやキャリアイメージがついていないという人もいらっしゃるかもしれませんが、それでいいと思います。自分の専門性や固定観念にとらわれず、挑戦していくことが大切だと思います。自分の可能性は自分が思っているより、広いですから。

阪田:もちろん不安もあるかもしれませんが、私たちのようなビジネスパーソン×ママの両立している社員がパナソニックには沢山います。私も周囲の方々や先輩ママさんに助けてもらいながら働いているので、後輩が自分と同じような状況になったらいつでもサポートしますし相談に乗りたいなと思います。

<ビジネスパーソン×ママの両立>のリアルについて、3名の技術系女性社員に語ってもらいましたがいかがでしたでしょうか。パナソニックには今回紹介した3名の他にも魅力的な社員が沢山活躍しています。少しでも気になった方は、パナソニックの人をご覧ください。

*所属・内容等は取材当時のものです。