社員紹介

営業 長浜 顕

技術と人を動かし、開発した車載製品で激動のクルマ業界に貢献したい。 技術と人を動かし、開発した車載製品で激動のクルマ業界に貢献したい。

中学時代にジャズのビッグバンドを始めた。パートはトロンボーン。「トランペットやサックスと比較して地味な楽器ですが、全体のハーモニーを構成する上でとても重要な存在なんです」。彼は大好きな楽器の話を嬉しそうに語った。そんなトロンボーンに、自分の価値観と響き合うものを感じながら、大学までビッグバンドの活動を続けた。

就活は、グローバルに活躍できる環境と、チームワークを大切にする社風をテーマに、いくつかの会社を訪ねた。そして、パナソニックの説明会で、あるリクルーターと出会う。「当時携帯電話のデバイスの営業をされていた方で、携帯の電波が入るかどうか、いろんなところをテストして歩き回っていたそうです。そんな泥臭い仕事の話を、誠実に、しかも楽しそうに話してくれた姿に共感しました。こういう人が働いている会社も、デバイス営業というBtoCよりは華はないけども社会にとって必要な仕事も、私に合う気がしたんです」。

入社後、クルマ業界のマーケティングを2年間担当した後、現在所属する営業本部に異動した。この部署は、大手自動車メーカーに、電源ユニットやカメラなどさまざまな車載製品を販売、納入している。その営業としてキャリアを重ねた彼は、入社9年目の現在、係長となり部下を指導しながらリチウムイオン電池の主担当を務めている。

需要が増え続ける電気自動車。そのコアとなるリチウムイオン電池は、カーボンフリーで持続可能な地球環境を実現するだけではなく、たとえば無電化地域で電池を再利用することで現地の電化にも貢献できるなど、生活における電気の新しい可能性を拡大することのできる製品だ。「そのような重要な製品だからこそ、新技術を織り込んだ製品開発など、お客さまからの高い要求に応えなければなりません。当然プレッシャーがあります。新車の開発スケジュールに、電池の開発が追いつかずに叱咤されたことも。それでも、必死で挽回して量産体制を立ち上げた時、得意先からいただいた『ありがとう、よくここまでやってくれた』という言葉に胸が熱くなった覚えがあります」。

お客さまである自動車メーカーと社内の事業部の橋渡し役となる営業。2年前、この仕事で彼は、これまで経験したことのないピンチに立たされた。電動バイクの「交換式電池」として事実上の標準化を狙った新製品。その開発・量産はパナソニックにとっても大きなチャンスであり、是が非でも円滑に進めたい案件だった。しかし、開発と並行して進められた自動車メーカーとの契約でつまずいてしまう。人の命と密接に関わる車載ビジネスでは、他の電化製品とは比較にならないほど、高い安全性が要求される。その車載の文化を知っている営業と、当時車載製品を扱う経験があまりなかった事業部では、お互いの常識がまったく噛み合わなかった。

時には社内で激しく意見が対立し、会議が紛糾することも。話が進展しないまま月日が経ち半ば諦めかけた時、一度、事業部の目線にも立ってみようと思った。すると、「彼らの主張していることが、言っていることは同じでも違って聞こえてきたんです。彼らの常識の正当性が少し分かった気がしました」。彼のなかに新しい視座が生まれたことで、プロジェクトは再び動き出した。

そして、お客さまと事業部との合意点を見いだし、どうにか量産までこぎつけることができた。「私が、クルマ業界の常識にとらわれ過ぎていたのかもしれません。お客さまの要求を聞くことができる営業としてだけではなく、各関係者の視点を持ってbetterな折り合いをつけていく…営業として一歩成長できた経験でした」。

5年先は霧のなかと言われる激動のクルマ業界。入社以来、この業界に携わってきた彼に、これからの目標を尋ねた。「営業は、ひとりでは何も生み出せません。でも、品質、技術、製造、企画…いろんな職能を持つ人を動かすことで初めて何かを生み出すことができます。パナソニックの技術と人を動かして、激動のクルマ業界での生き残りを勝ち抜いて、車載製品を通じて貢献していきたいですね。そして、いつか、海外に出て、経営に携わる仕事をしてみたいですね。と言っても、社長になりたいわけではなく、経営になくてはならない人として」。企業というビッグバンドのなかで、彼はトロンボーンであり続ける。

仕事場と長浜 顕さんの写真
長浜 顕さんの写真

営業
長浜 顕(ながはま あきら)
オートモーティブ社
2011年入社 政策学部卒

子どもの頃から音楽を学び、中学で入ったジャズのビッグバンドでは全国大会優勝の経験を持つ。休日は、奮発して買ったお気に入りのスピーカーでジャズを聴いている。座右の銘は、「得意淡然 失意泰然」。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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