社員紹介

法務 古賀 久美子

事業の未来を守る「予防法務」の推進役になりたい。 事業の未来を守る「予防法務」の推進役になりたい。

入社の理由は、「人」だった。リーマンショック後の就職氷河期。彼女は、名の通った会社を手当たり次第に受けては落ち、自信を失いかけていた。しかし、パナソニックの面接は、なぜか落ち着いて話すことができた。後で振り返ると、面接官の方が自分の良さを引き出してくれたことに気付いた。そして、内定者懇談会で出会った先輩の方や同期から、「この会社が好きだ」「この会社で働きたい」という熱い思いが伝わってきた。「こんな人たちと一緒に働けたら、たのしそうだな」。自然とそう思えた。

最初に配属されたのは、海外法務チーム。そこでは、海外企業とのさまざまな契約交渉をはじめ、海外子会社へのコンプライアンス研修や、M&Aなどの投資案件、ガバナンスなど法務が行う業務を幅広く経験した。そして、仕事に馴れてきた頃、インドの会社を買収する案件で忘れることのできない経験をする。買収手続きを完了させるために、パナソニック本社の代表権を持つ取締役の署名が必要だった。しかし、担当取締役は出張に出たばかり。迫っているクロージング日に間に合わせなければならず、彼女は焦っていた。止むを得ず別の取締役に署名をお願いすることに。そして、秘書の方に承諾を取り必要書類を届けた。

会社に戻ると、上司の電話が鳴り響いていた。上司も、その上の上司も、本社に呼び出された。急を要する対応だったため担当部門への説明がきちんとされていなかったことが呼び出しの理由だった。呆然とする彼女に、上司はこう語った。「あなたが取った行動は、確かに通常ルートでの依頼の方法ではなかったかも知れないけれど、期限に間に合わせるために機転を利かせて対応したのだから、間違ったことはしていないし胸を張っておいたらいい。その運用をしっかり伝えていなかった私が責任を持って謝ってくる」と。涙がこぼれ落ちた。そして、この上司に出会えたことを心から嬉しく思った。「今でも、この元上司は尊敬する先輩です。そして、私の目標です」と彼女は力強く語った。

現在は、法務担当としてパナソニックの購買部門が集まったグローバル調達社に所属。仕入れ先から部材を購入する際の契約交渉の支援をはじめ、海外子会社の契約支援、その他契約書雛形の更新、交渉マニュアルの作成など、調達担当者の業務がスムーズに行えるよう法務の知見をフルに発揮してサポート。国内勤務ながら、発生する事案に対応するために海外拠点を飛び回っている。

法務は、リスクを避けるためにブレーキ役になることもある。でもブレーキをかけすぎると、事業の可能性の芽を摘んでしまう。判断の目を研ぎ澄まし、事業の実態に合った契約を締結するために、彼女は何よりも担当者との会話を大切にしている。「リスクがあっても事業にとって本当に必要なことなら、リスクをできるだけ少なくする形で進めることもできます。リスクがあるからと突き放すのではなく、担当者の思いを聞き、一緒に考え、一緒に悩みたい。そして最適な解をチームで導き出せた時の達成感は格別で、大きなやりがいを感じます」。

彼女の法務としての最終目標は、「予防法務」の推進役になることだ。「予防法務」とは、将来、法的な問題や紛争が起きないよう事前に対策を取る施策で、近年、重要視されている。「事業も、法律も、もっと深く理解し、みんなが安心して仕事ができるようコンプライアンスの側面から事業の未来を守っていきたい。そして、『古賀が言っているんだから、間違いないよ』。そう言っていただけるような事業部門との信頼関係を築いていきたいですね」。

仕事場と古賀 久美子さんの写真
古賀 久美子さんの写真

法務
古賀 久美子(こが くみこ)
グローバル調達社
2010年入社 法学部卒

大学時代に、サークルの合宿委員として宿やバスの手配などを経験。裏方として人の役に立つ喜びを知った。担当者を陰で支える法務の仕事も「自分らしいな」と思っている。最近、ヨガのインストラクターのライセンスを取得。終業後に会社の先輩たちにヨガを教えている。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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