社員紹介

企画 岡村 晶子

岡村晶子 岡村晶子

3歳の時に見た万博の光景を覚えている。太陽の塔の周りをロボットが動いていた。彼女の手を引きながら母親は言った。「このロボット、お父さんがつくったんだよ」。その日からロボットをつくることが、彼女の夢になった。

高校になるとバイクの機構に強く惹かれた。メカにあこがれて、大学も精密工学科を選んだ。しかし、たまたま入った研究室で、誰もやろうとしなかったテーマに取り組むことになってから、進む方向が少し変わった。「低周波が人体に与える影響」。それが研究テーマだった。研究には装置の開発だけでなく、人間の心理学や生理学が求められた。新たに学んでいくうちに思ったのは「人の心理や感覚って、おもしろい」ということ。これを機に彼女は「空間が人に与える影響」に、興味を持つようになった。

就職活動では、「人」について考える会社を探した。そして「快適を科学します」というスローガンを掲げていた会社を見つけた時に「ここだ」と思った。

HEMS(住宅用のエネルギーマネジメントシステム)を使った、サービス事業の企画。それが、現在の彼女の仕事だ。HEMSとは、家電や電気設備をネットワークにつないで、住まいのエネルギーを見える化するだけでなく、それぞれの機器を最適に制御するしくみのこと。 パナソニックでは、それぞれの機器をかしこく連携させて快適な空間をつくったり、クラウドサーバを通じて、社内外のさまざまな便利なサービスへとつなげている。「誰もがスマートフォンを持つようになって、アプリを利用することが普通になり、さまざまな商品がインターネットにつながることが当たり前の時代になりました。15年前この企画を担当した時に、こんなことができたらいいなと思いながら、技術的な制約や世の中的な制約でできなかったことが、ようやくできるようになってきたんです」。

彼女の考えるHEMSの未来には、さまざまな可能性が広がっている。「HEMSのデータ分析技術も高まってきているので、これまでとは違うサービスを提供できるようになるでしょう。住まいという『空間』が、『人』のくらしをより良くするために働きかける。そんな新しい価値をご提案するために、現在、社内外のさまざまな業界の方々と力を合わせ、何をどうつなげたらくらしを豊かにできるのか、知恵を出し合っているところです。IoTやAI、これまでつながってなかったさまざまな機器も取り込んで、『人』にとって良い未来をつくるための舞台が、いよいよできてきました。HEMSはこれから、HEMSという名前では括れない商材となって、もっとおもしろくなると思いますよ」。

企画
岡村 晶子(おかむら あきこ)
エコソリューションズ社
1990年入社 工学部卒

「インターネット音痴」だったため、インターネットを活用した新規サービスの事業企画立ち上げの主担当になった時は戸惑った。しかし「インターネットは道具。目的はお客さまの価値」と気付いてから、専門家たちに意見を言うことが怖くなくなったと言う。これらの経験を経て、自分の得意技は新規事業企画だと思えるように。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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