社員紹介

営業 小堀 敬幸

技術の架け橋となって、安全なくらしを世界中に届けたい。 技術の架け橋となって、安全なくらしを世界中に届けたい。

自分は何のために働くのだろう。就職活動をする時にそんなことを考えた。自分が何をしたいのか。そして何ができるのか。答えを見つけられないまま、小堀敬幸はただ会社説明会を回り続けた。そんな時、パナソニックの社員と話をする機会があった。正直、興味があった会社じゃない。何の気なしに自分の悩みをありのまま話してみると、思いがけず親身に聞いてもらえたことに驚いた。いろいろ話しているうちに、パナソニックの経営理念を教わった。そして「会社は社会の公器」という考えを聞いた時、働く意義について、自分なりに何か納得できたような気がした。似たような経営理念を持つ会社は他にもあったかもしれない。しかし、こんなにもまっすぐに語れる人とは会ったことがなかったし、「この人が本気で思っていること」と感じた。気がつくと、この会社で働いてみたい、強くそう思うようになっていた。

世の中に貢献できる仕事をしよう。そう思った時、心に浮かんできたのは、留学していた中南米、特にメキシコでの日々だった。スペイン語を学びながら、各地を歩いた。とにかくお金がなかったから、ヒッチハイクで旅したこともあった。不安がなかった訳じゃない。でもメキシコの人たちは、いつも明るく話しかけてくれた。BBQに誘ってもらったり、家に招待してもらったり。天井も電気もないような家もあったけれど、それでも何か振る舞おうとしてくれた。そんな温かさに触れ、人がもっと好きになった。幸せとは物質的な充実だけでは得られないと教えられた。あの人たちに恩返しがしたい。それが彼の働く理由となり、目標となり、原動力となった。

入社以来、彼は営業として一貫してセキュリティ事業に従事している。最初の配属は、日本から中南米地域をサポートする仕事だった。「中南米の国のなかには、まだまだ治安に不安を抱えるところもあります。人々が安心してくらせる社会をつくるために、自分たちの製品を広めることが使命のように思いました」。しかし、その思いと裏腹に感じたのは、現地メンバーとの温度差だった。当時、セキュリティ事業は立ち上げ段階で、まだ流通施策も確立できていなかったのだ。そこで2014年、彼は単身メキシコへ渡った。そして市場に精通した人を現地採用することから始めた。市場開拓の青写真を描き、販売会社のキーマンたちと共有していった。

顧客を1件ずつ開拓していくうちに思いがけない話が舞い込んできた。「税関サイト300カ所以上に15,000台のカメラを設置してネットワークでつなぐという、世界でも最大規模の案件でした」。求められる難度は高かった。日本にいる技術者や現地のシステム会社などの知恵と技術を集結させ、お客さまと何度もやりとりを重ねた。そしてすべての要望に応えることができた時、湧き上がったのは達成感とサポートしてくれた人たちへの感謝だった。「本当に何も無いところから始まりましたから。とにかく嬉しかった。この国に少しは恩返しができたんじゃないかって」。

現在の彼は、ドイツを拠点に欧州市場を担当している。取り扱っているのは、防犯カメラと録画機器、それらを制御するモニタリング用ソフトウェアだ。「私には2つの夢があります。ひとつは自分たちの技術と、AIやIoTなどの専門性を持つ企業とを融合させ、セキュリティの新たな可能性を見出すこと。営業の私がプラットフォームとなって、技術の掛け算による、これまでにない付加価値を提案したいですね。そしてもうひとつは、海外で経験を重ねて、いつかまたメキシコに赴任すること。人間としての幅を広げてくれたこの国のために、できることはまだまだありますから」。

仕事場と小堀 敬幸さんの写真
小堀 敬幸さんの写真

営業
小堀 敬幸(こほり たかゆき)
コネクティッドソリューションズ社
2009年入社 外国語学部卒

福井県出身で、海も湖も山もある自然豊かな町で育った。子どもの頃は野生の猿や鹿、時には熊も出ることもあったそう。学生時代、スペイン語の習得に励んだのはサッカーが好きだったから。今でも休日は時々フットサルで汗を流しているとのこと。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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