社員紹介

人事 平松 恒

社員一人ひとりが最大限に力を発揮できる環境をつくりたい。 社員一人ひとりが最大限に力を発揮できる環境をつくりたい。

「まるでミニ国連みたいなところでしたね」。平松恒が入ったのは、在校生4000人中2000人が留学生という大学だった。ここなら自分の英語力をのばせそうだ。入学する前は、そのくらいの気持ちだったが、そこでは普通の大学では経験できない日々が待っていた。日本に来たばかりの留学生たちが暮らす寮の、世話係を引き受けてしまったことも拍車をかけた。日本人的な常識は、まったく通用しない世界。たのしいことも、驚くことも、腹の立つことも、たくさんあった。でも一つひとつが勉強だった。ダイバーシティなんて知らなかったけれど、価値観が違う国の人が集まれば、おもしろいことができることを肌で知った。そして、いろんな国の人の話を聞いた。そのなかで分かってきたのは日本の豊かさと、そうでない国のこと。次第に彼は、日本の技術や技能によって、世界中の人をもっと豊かできないか、と考えるようになった。就職の際は、そんなことができる会社というのが基準になった。

自分には、どんな会社が合っているんだろう。考えていた時、一冊の本と出会った。学校の生協にたまたま置いてあった、松下幸之助の本。読んでみると、世界中から来た学生たちとの日々のなかで、いつのまにか根を張っていたイライラやワダカマリが、スッとほどけていく感じがした。興味を持って調べてみると、その会社の綱領には、自分がモヤッと思っていたことが書いてあった。「社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ 世界文化ノ進展ニ寄与センコトヲ期ス」。この会社だったら、自分の思いを実現できる。自分を大きく成長させてくれると思った。

配属は営業を志望した。深い理由はなかったが、その選択しか頭に浮かばなかった。しかし。「人事はどうかな」。意外なところから声がかかった。戸惑いがなかったと言えば嘘になる。どんなことをするのかよく分からなかったが、「まあ、どうにかなるか」と心を決めた。

「最初の数年は、人事異動の実務的な対応や給与計算、労務管理など、人事業務の基礎を学びました。やっているうちに、だんだん人事のおもしろさが分かってきて」。特に5年目に、人事制度を一新するプロジェクトのパイロットメンバーの一人になり、人事制度とはどうあるべきかから考えたり、世界中の人事社員と会うような機会が増えてくると、一気に人事の仕事の意味が分かるようになった。

「現在は工場の人事担当として、一人ひとりがポテンシャルを最大限に発揮できる環境づくりや世界で勝てる人材の確保や育成に取り組んでいます」。適切な人員配置や採用、評価などの仕事だけでなく、休憩所の整備といった職場環境づくりや、次の世代へ技能伝承するための体制づくりも彼の仕事だ。

「はじめの頃は、やっぱり営業がやりたいって、いろいろ言っていたんです。でも、ある時、営業のトップの方に『営業が一人で売れる量は限られている。だけど人事社員が、営業社員のモチベーションを、ちょっとずつでもあげる制度をつくれば、営業何人分の仕事ができると思っているんだ』って言われて」。今は、人事という仕事をもっと勉強して、追求していきたいと思う。彼のいるモノづくりの現場が変わっていけば、パナソニックはもっともっと革新できるから。その先にある、大学の頃から思い描いてきた、みんなが豊かな世界をめざして。

仕事場と平松 恒さんの写真
平松 恒さんの写真

人事
平松 恒(ひらまつ わたる)
コネクティッドソリューションズ社
2009年入社 経済学部卒

父の仕事の都合で、小学校3年生のときアメリカへ。日本人がほとんどいない環境のなかで英語とコミュニケーションを学んだ。趣味はゴルフ。とにかくドライバーで飛ばしたい派。

*所属・内容等は取材当時のものです。

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