
快適な車室内空間をめざして
1950年(昭和25年)のカーラジオ1号機発売に始まり、カーオーディオ、カーAV一体機、カーナビゲーションへと快適なドライブに欠かせない商品を開発し続け、パナソニックは世界有数のインフォテインメントシステムメーカーへと成長しました。
近年ではカーナビの高機能化が進み、目的地誘導だけでなく、音楽や映像コンテンツの再生から、インターネットへの接続(IT化)による渋滞情報やイベント情報といったリアルタイム情報へのアクセスまで、その機能はますます多様化しています。

つながるインフォテインメントシステム
AVとIT技術によって情報(インフォメーション)と娯楽(エンターティンメント)を提供するシステムは「インフォテインメントシステム」と呼ばれています。運転支援や安全性の向上、ドライブに役立つ情報提供など、より広範囲に情報を活用する、これからの自動車に求められる機能として重要視されてきています。
たとえば、スマートフォンをカーナビ画面で操作できる『Drive P@ss』(スマートフォン専用アプリ)を使うと、スマートフォン内にある音楽や映像、インターネット上にあるラジオサイトや動画サイト、ニュースサイトなどの情報をカーナビをディスプレイとして車の中で楽しむことができます。
また、スマートフォンと連携した音声認識機能を活用し、スムーズな対話による検索とその結果を使ったカーナビのカンタン目的地設定を実現しています。

次世代コックピットシステム*
*パナソニックでは、これまでのカーナビを代表とするコックピット(運転席)システムに対し、大画面化と安全支援技術を融合したシステムを次世代コンクピットシステムと定義しています。
パナソニックはこれまで、カーAVやカーナビ、ETCといった車載機器を商品化してきました。車載としての実用性、安全性に配慮した高品質製造メーカーとして、すでにグローバル市場で高い評価を得ています。
車載機器のIT化が進むにつれ、ドライバーが得る情報量は激増していきます。それらを正しく認識し活用するためには、これまで以上に徹底した視認性や操作性・安全性の確保と、妥協のない高い品質が求められます。

パナソニックは、車載用に研究しているHMI(ヒューマンマシンインタフェース)技術を生かし、走行中のドライバーの視認性、操作性、機器形状の危険性など、厳しい安全基準を満たした次世代の運転支援技術を研究・開発しています。
例えば、HUD(ヘッドアップディスプレイ)では、運転に必要な情報を、ドライバーの注意を前方から逸らさないようフロントガラスエリアに集約。光学技術を活かし、適切な表示サイズ・色差・コントラストを保ちながら情報表示します。

電子ミラーシステムでは、高感度バックカメラにより、雨天時や夕暮れ時などでも後方確認を強力にサポートします。
ディスプレイの大画面化では、無機質になりがちな安全運転支援情報表示に視認性と楽しさを併せ持った、見て楽しく、使って快適な操作パネルの提案を行っています。
女性の声から生まれた 「車載ナノイー発生器」
働く女性が増え忙しい毎日を送る中、クルマでの通勤時間を自分の時間として楽しんでいただきたいという思いから、この商品は生まれました。パナソニックビューティーでお馴染みの「ナノイー*」を車載用として商品化し、アロマ機能を加えることで、クルマでエステ気分を楽しんでいただけます。「ナノイー」には、除菌*1・脱臭*2効果があり、クリーンな車内空間へと導きます。また、アロマは『運転をしながらアロマのリフレッシュ空間を満喫できた』との声をいただいています。

*1 1㎥の密閉空間の試験にうよる20分後の効果であり、実使用空間での効果ではありません。
【試験期間】(一財)北里環境科学センター 【試験方法】1㎥試験容器内で直接曝露し菌数を測定
【除菌の方法】「ナノイー」を放出 【対象】浮遊した菌
【試験結果】20分で99%以上抑制 北生発20_0154_1号 試験は1種類のみの菌で実施
*2 250Lの密閉空間での試験による30分分後の効果であり、実使用空間での効果ではありません。
【試験期間】パナソニック(株)解析センター 【試験方法】250Lの試験容器内で6段階臭気強度表示法による検証
【脱臭の方法】「ナノイー」を放出 【対象】付着したタバコ臭
【試験結果】30分で臭気強度1.9に低減。E02-090313MH-01

パナソニックは、これからも、ドライバーや同乗者が快適に安心してドライブを楽しめる車室内空間を提案していきます。