
ESR分析装置について
2009年8月17日
ESR分析装置についてご紹介します。
弊社ではブルカーバイオスピン社のELEXSYSシリーズのE500という装置を保有しています。装置は電磁石(と電源)、その上の台の左側にあるマイクロ波発生器、電磁石の中心にあるマイクロ波空洞共振器(キャビティ)から構成されています。測定する際にはサンプルをキャビティ内に入れてマイクロ波を照射して共鳴させます。サンプルが水溶液のような液体の場合には、フロータイプの試料チューブにてキャビティにサンプルを導きます。

下図はブルカーバイオスピン社の「AquaX」という円筒型キャピラリタイプの試料セルです。キャピラリ部分を共振器中にセットし、注射器で溶液を吸い上げて試料溶液を共振器へ導きます。試料セルを共振器から外すことなく溶液交換が可能なので、繰返し再現性の良い結果が得られます。


弊社ではフリーラジカルや格子欠陥構造の同定など、様々なESR分析サービスを提供しております。詳細はホームページをご覧下さい。
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