材料分析 Materials Analiysis

分析事例(エポキシ樹脂の硬化反応解析)

2013年8月26日

材料分析担当の米住です。

少し遅くなりましたが、先日、パナソニック技報に技術論文が掲載されましたので、その紹介をさせていただきます。
タイトルは「樹脂強化型はんだペーストの硬化反応解析」で、エポキシ樹脂の硬化反応メカニズムを種々の分析装置を用いて明らかにしたという内容です。

この樹脂強化型はんだペーストという材料は、金属粒子とエポキシ樹脂を混合した材料で、加熱することではんだ粒子が溶融して金属結合を形成すると共に、樹脂成分の硬化により密着強度が高まるという特徴をもっています(下図)。

モデル図

一般にエポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂は、硬化後には不溶不融の架橋構造となり、その構造解析が非常に困難になります。このような樹脂の構造解析の手段としてはいくつかありますが、今回はモデル化合物を用いて、反応後も溶剤に可溶な低分子構造にすることで(下図参照)、核磁気共鳴分析(NMR)や質量分析(MS)などを用いて反応の詳細を解析することが可能になりました。

内容の詳細についてはこちらからご覧ください。
技術情報

(A)実際系図 (B)モデル系図

また、今回発行されたパナソニック技報(April 2013 Vol.59 No.1)には、弊センターが幅広い商品に応用した解析評価事例も紹介しております。ご興味のある方は是非ご覧ください。

パナソニック技報(April 2013 Vol.59 No.1)

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