材料分析 Materials Analiysis

耐薬品性試験のご紹介

2014年1月27日

信頼性解析チームの田中です。
今回は、樹脂材料の耐薬品性試験について紹介させて頂きます。

樹脂成形品が突然割れてしまう経験などございませんか?
そのような樹脂の割れの原因としまして、「ソルベントクラック」であることが考えられます。
ソルベントクラックとは、薬品が樹脂中に浸透し、樹脂中の高分子鎖の絡み合いを解きほぐすことによって引き起こされる割れのことを言います。
分かりやすく、下にイメージ図を示しておりますが、薬品と外部応力などにより発生する歪が原因となり、非常に短時間でクラックが発生してしまいます。

イメージ図
イメージ図

ソルベントクラックを引き起こす薬品としまして、有機溶剤や可塑剤、潤滑油など工場で使用されるものから、洗剤、化粧品、接着剤、食用油など一般家庭で使用されるものなど、様々なものがあります。
樹脂成形品に発生する歪は、ねじ締結やインサート、爪によるはめ合いなどの組立により発生するものから、成形時の残留歪といった成形品内部に存在するものなどがあります。
樹脂の破断面を観察してみますと、鏡面状態を示しており、これはソルベントクラックに特徴的な破断面となっております。

そるべくとクラッックの断面図(例)と耐薬品性試験の様子

解析センターでは、専用の治具を用いた耐薬品性試験(ソルベントクラック試験)、およびその結果を踏まえた割れの原因究明などのトラブル対応も行っております。
また、どのような樹脂と薬品の組み合わせが危険かなどといった、ご相談もお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

耐薬品性試験の関連HP:

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