電子回路解析 Electronic Circuit Analysis

DDR3-SDRAMの設計はおまかせ下さい!

2014年11月18日

電気設計・解析チームの山本(勝)です。

今回は、当チームでDDR3-SDRAMなどの高速メモリが搭載される機器のプリント基板設計を担当している荻野(おぎの)と児玉(こだま)をご紹介させていただきます。

二人はパナソニックの半導体開発部門からのご依頼に基づき、開発されるシステムLSIの構想段階から参画し、システムLSIと外部接続されるDDR3-SDRAMなどとの接続形態の基準となるリファレンスデザイン設計を一手に引き受けております。

リファレンスデザイン設計の際には、システムLSIとDDR3-SDRAMなどの高速メモリ間の配線を、双方の電気的特性を守るために、送受信される信号の波形品質とタイミングを同時に満たすようシミュレータで確認しながら配線していきます。その際、単にインピーダンス整合や等長化を行うだけでなく、如何に配線領域を小さく、かつコストと消費電力を抑えた構成にできるかを徹底的に検証しています。具体的には、一筆書きや分岐配線、ビアの数や位置、ダンピングや終端抵抗の有無まで、様々な検討を行った上で最適な構成をご提案し、リファレンスデザインを形成してゆきます。 

システムLSIとDDR3-SDRAM間の配線例

一通りの配線が完了した後、波形やタイミングの確認を行いますが、開発部門の方々のご協力の下、動作電圧や動作温度の変動による影響はもちろんのこと、システムLSIの同時スイッチングや、配線間・ビア間のクロストークによる影響など、回路図には現れないリスクまでを含めた最終検証を行います。

これらの設計過程を経て、プリント基板設計時に複製してお使いいただくだけで、確実に波形品質が確保できるリファレンスデザインを設計しています。

波形解析事例

また、パナソニック製システムLSIのリファレンスデザイン設計だけでなく、多くの経験により培った技術力とノウハウを活かし、パナソニック製以外のASICやFPGAとDDR3-SDRAMが搭載される機器のプリント基板設計も多数実施させていただいております。

DDR3-SDRAMなど高速メモリを搭載する機器のプリント基板設計で、何かお困りごとがございましたら、ぜひ一度、荻野・児玉までご相談下さい。

荻野 児玉

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