
<最新熱対策技術紹介> こんな基板、試作しました。
2020年10月13日
電気ソリューション部 電子回路設計課の川上です。
先日、「オモテ面の熱くなった部品の熱をウラ面にあるヒートシンクに逃がしたい」との声が舞い込んできました。
今まで熱問題は、厚銅基板や金属基板(アルミ基板)を使う事でよかった様に思っていましたが、この案件、元の基板がビルドアップなので、下記の理由で使えません。
- 厚銅基板 → パターン幅やギャップに制約がある。Zコントロールもできない!
- 金属基板 → 層数に制約(多層不可)がある!
そこで、ビルドアップ構造のまま、高熱伝導構造の基板を作ることを検討しました。
今までにない構造の基板だったので色々苦労はありましたが、色々な方々に協力をして頂き、体制を整えることができ、試作し、お客様に喜んで頂く事が出来ました。

この事例では、100℃あった温度上昇を30℃まで抑えることができました。
私たちは、この様な熱対策基板のほか、様々な課題を解決する基板をプロデュースします。
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