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近傍磁界プローブの応用例

2009年10月22日

EMCの稲田です。

近傍磁界プローブは半導体や,P板上の磁界分布に測定に用いられることが主ですが,時には別の用途に使っても興味深い結果が得られます。

今回は,SDカードソケットのシールド性能を評価した事例です。

裏面

今やSDメモリーカードは,PC,デジカメやムービーと幅広い商品に採用されていますが,様々な高周波回路が高密度に実装されるP板では,SDメモリーカード駆動時の電磁波の影響を防止するため,ソケットのシールド性が要求されることがあります。そこで,近傍磁界プローブで簡易的にシールド測定を行いました。

メーカの異なる2つのSDカードソケットの測定結果を示します。  

SDカードソケット

2つのソケットの違い,おわかりですか?
その違いは素材なんです。上が樹脂製,下が金属製です。
さらに,同じ金属製であっても開口部の形状やアースの接続法等の違いによっても,シールド性能に大きな差が生じます。
使用用途によっては,結構気になる差ですよね。正直,ここまでの差があるとは驚きでした。シールド性能の評価については,標準的な評価方法があまり存在せず,対応に苦慮する場合がありますが,この方法は微小部品のシールド性の評価に有効だと思います。シールドトランスなどの評価にも応用できそうです。

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