
近傍磁界プローブによるRFIDタグリーダの磁界分布測定
2011年1月12日
EMCグループの吉田 基樹です。
今回は,近傍磁界プローブ(MP法)で,RFIDタグリーダの磁界強度測定を行いましたので,その結果をご紹介します。
左がタグリーダ単体,右が金属板に取付けた状態で測定したものです。
なお,磁界強度の周波数は,RFIDの使用周波数(13.56MHz)です。
右の金属板に取付けた方が,磁界強度が増しているのが分かります。
これは,金属板によるアンテナ特性への影響を考慮し,予め金属板に取付けた状態でアンテナ特性が最良となるよう調整しているためです。
また,金属板に取付けた場合,広範囲に磁界が分布していることが分かります。
このように近傍磁界プローブは,基板上のノイズ源,伝搬経路を特定する以外にアンテナ特性の評価にも有効です。
今後も近傍磁界/電界測定に関する記事を投稿しますので,ご期待下さい。
最新記事
情報館では、プロダクト解析センターWEBで掲載されない情報をリアルタイムでお届けしています。
現在、新しいお知らせはございません