EMC EMC Design and Certfication

EN55014-1(白物家電機器)の放射妨害電界強度測定について

2011年2月14日

EMCの橋坂です。

既に,EN55014-1:2006+A1:2009が官報に掲載されたことはこの情報館にてお知らせしました(その情報はこちら!)。
大きな変更点は,30MHz~1000MHzまでの放射妨害電界強度測定の要求が追加されたことです!!

注)放射妨害電界強度と書いておりますが,「放射EMI」とか,
「放射エミッション」とか,「雑音電界強度」などと言われることもあります。

放射妨害電界強度測定が追加されたことにより,測定手順のフローも以下のように変更されました。

EN55014-1の測定フローをわかりやすくまとめてみました
EN55014-1の測定フローをわかりやすくまとめてみました

ポイントをまとめますと 

  • 電源線のない機器 : 放射妨害電界強度が必須
  • 電源線のある機器 : 放射妨害電界強度が合格であれば,妨害電力の 測定は不要
             妨害電力を選択された場合は,フローに従い,
             マージンが10dB未満の場合は,300MHz~1000MHzの放射妨害電界強度が対象

今まで,家電機器や電動工具では,放射妨害電界強度測定には縁がなかったため,戸惑われている方も多いかと思いますので,10m法電波暗室を用いた放射妨害電界強度測定をご説明します。

当社の10m法電波暗室の写真です。
奥に見えるテーブルの上に商品を置くだけで配置は簡単です!

10m法電波暗室
10m法電波暗室

気になる測定結果ですが,

当社で多数のサンプルを用いて測定法による結果の差を確認したところ,30MHz~300MHzの妨害電力測定では合格の商品で,かつ,200MHz~300MHzでのマージンも10dB以上ある場合でも放射妨害電界強度測定を行うと不合格になる商品もあるのです!

ノイズレベルの傾向も異なってきます。 これには驚きです!!

コンプライアンス違反にはなりませんが,測定法によって結果が異なることがわかりましたので,『妨害電力測定だけ実施しておけば大丈夫』と思われている方も,お客様に高品質商品をお届けするために一度,放射妨害電界強度測定を実施されることをお勧めします!!

今まで家電機器や電動工具を電波暗室で測定した経験がないという方でも当社EMCテストラボでは,経験豊富な試験員がサポート致しますので,お気軽にお問合せ下さい。

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