
30MHz以下のサイト評価の取組みについて
2013年7月5日
EMCの橋坂です。
先日、KEC(関西電子工業振興センター)様主催のEMC専門委員会で検討しております30MHz以下のサイト評価の実験を篠山EMCサイトのオープンサイトにて行いましたので、その内容をご紹介します。
こちらが篠山EMCサイトで保有しているオープンサイトです。

現在、30MHz以上ではNSA、1GHz以上ではSVSWRといったサイト評価の要求がありますが、30MHz以下には無く、国際規格にてサイト評価の要求を追加するための検討が行われております。
国内では、NICT(情報通信研究機構)様主催のEMC-netにて「30MHz以下のサイト評価法の巡回比較試験」が行われており、問題点や課題を抽出されています。
今回は、篠山EMCサイトのオープンサイトにて巡回比較試験のデータ収集を行うとともに、アンテナマストやシェルターの影響についての確認を行いました。
写真の向きがZ軸です。アンテナは上手く固定できていました。
今後、電波暗室内でのデータ収集も行いますので、実験結果については、改めてご報告したいと思います。
EMI測定の基準となるオープンサイトが国内では減っているという状況ですが、篠山EMCサイトのオープンサイトは国内最大級で、かつ外来ノイズが入りにくく、現在も測定標準として活用されている環境ですので、ご興味のある方は、お気軽にお問合せ下さい。
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