
【ノイズ可視化シリーズ(1)】 ~フェライトのノイズ抑制効果~
2018年7月6日
電気ソリューション部の政井(まさい)です。
ノイズ対策を効果的に行うためには、近傍の電磁界強度分布を把握し、ノイズ源やノイズの伝播経路を可視化することが重要です。
特にプリント基板上でノイズ対策を行う場合には、各対策の効果を瞬時に確認できたら、開発工数を短縮することができます。
プロダクト解析センターでは、このたび、リアルタイムスキャン技術でわずか数秒で測定可能な基板スキャナー(EMSCAN)を導入しました!
このEMSCANの特徴は、なんと言ってもリアルタイム性です。従来の可視化装置では対策効果を確認するまで数時間必要だったものが、わずか数秒で可能になりました!


下記の動画は、基板にノイズを注入した際のフェライトコア※)の効果を表したものです。ジャンパでフェライトの接続を無から有に切り替えると、基板全体にノイズが伝播しているものが基板内に伝播しなくなることが数秒で確認することができます。
※) フェライトコアは配線やケーブルから発生する磁束を集め、集めた磁気エネルギーを熱エネルギーに変換し、ノイズを抑制します。
数秒でノイズ対策の効果が可視化できれば、大幅に開発工数を削減できることは間違いありません!
ノイズ対策でお困りの方は、是非お気軽にご相談ください。
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