
【腐食】金、銀、銅と腐食のお話
2014年2月17日
信頼性サポートグループ 信頼性評価チーム 田中伸幸です。
オリンピックのメダルと言えば金、銀、銅ですがなぜこの順序なのでしょうか?
やはり金、銀、銅の順番で価値が高いと皆が認識しているからでしょう。この順番は耐腐食性の順序でもあります。
金はほぼ腐食しない。
銀はH2S等特殊な腐食ガス環境下で腐食する。
銅は一般的な腐食ガスでも腐食する。

さらに金は電気特性も加工性も優れています。つまりすべての接触部品、導電材料を金にすれば全て解決、腐食トラブルはこの世からなくなります。めでたしめでたし・・・
といかないのが世の常、金はとてつもなく高いのです。
金と銀、金と銅の価格の差は現在ほぼ以下のとおり
金 1g: 4400円
銀 1g: 70円
銅 1g: 0.7円
(金は、銀の63倍、銅の6300倍の価格)
銀及び銅の腐食

試験条件
1. ガス種類:H2S
2. ガス濃度:1ppm
3. 温度:40℃
4. 湿度:80%
5. 試験時間:24時間
6. 試験機 :ファクトケイ社製KG200

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