信頼性 Reliability Evalution

発煙・発火の危険がある試験は燃焼実験室で! 昼夜監視安全装置付き!!

2020年12月4日

信頼性ソリューション部の後藤です。

突然ですが、今、検討している試験は安全ですか?
今回は信頼性ソリューション部が保有する燃焼実験室を紹介したいと思います。

この燃焼実験室は排気処理装置を有する学校の教室ほどの広さもある約70m2の屋内実験室です。日本中を探しても、これだけの広さのある実験室はなかなかありません。通常、こちらの実験室では、製品の経年劣化や品質トラブル、誤使用などによる市場での火災の未然防止を目的とした試験(強制燃焼試験)を実施しています。

しかし、今回は少し違った使い方をご紹介します。

例えば、ヒーター加熱部を有する製品の連続通電試験
製品開発中、市場での使い方を模擬して実際に製品に通電させながら信頼性試験を実施することがあります。信頼性試験は製品寿命を考慮して試験期間を決定するため、長期間通電する場合があります。消費電力が小さい製品であれば、通電し続けても危険に至ることはあまりありませんが、特に今年のコロナ禍において、これからの季節に欠かせない加湿器や暖房器具あるいは急速加熱可能な電気ポットなどのヒーター加熱部、その他ではインバーターやコンバーターなど高電圧印加部を有する製品など、長時間の通電中に部品などから、発煙・発火してしまう可能性があります。これでは、安心して試験を行うことができません。

そんなときは、燃焼実験室内で試験を実施します。通電試験を行うサンプルを炎センサーや温度センサーで昼夜監視し、サンプルが発火に至った場合には炎センサーに連動させたブレーカーを落とすことで、自動で通電を遮断させます。これにより、昼夜を問わず、発煙・発火の危険のある連続通電試験も実施が可能となります。
(ただし、通電終了後もさらに延焼の可能性がある製品は、試験できない場合があります。)

図 燃焼実験室でのヒーター加熱部を有する製品の連続通電実験(イメージ)

次に、製品トラブルの再現・検証実験
いくら品質安全のための試験や事故の未然防止対策を完璧に行ったつもりの製品でも、ごくまれに市場で発煙・発火してしまう製品事故が起こってしまうことがあります。この製品トラブルの原因究明を早急に実施し、二度と同じ事故を起こさないように市場品や次期開発品に対策を施さなければなりません。

部品発熱からの発煙・発火を模擬して、製品から発火させることで、市場トラブルを再現させる試験や、消火後の製品サンプルと事故品の焼損具合いを比較することで、火災の原因を特定する検証実験も実施します。しかし、これも通常の実験室では模擬することはできません。

そこで、登場するのが、またしても燃焼実験室です。消火時にサンプルを汚さない二酸化炭素の消火器はもちろん、最悪の場合の水消火設備を兼ね備えており、部屋の外から安全に試験の様子を観察することができます。また、上記の連続通電試験との合わせ技で、通電しながらのトラブル再現実験も可能です。

このように、信頼性ソリューション部では、燃焼実験室を用いてお客様の様々なご要望にお応えします。
今、検討している試験は安全ですか?安全対策は万全ですか?

もし少しでも不安があれば、一度お問い合せください。
燃焼試験・火災試験の経験豊富な担当者がお客様の安全な試験をサポートします。

最新記事

情報館では、プロダクト解析センターWEBで掲載されない情報をリアルタイムでお届けしています。

    現在、新しいお知らせはございません