電気安全 Electrical Safety

中国の電源事情 課題を漏電ブレーカで対策

2011年11月28日

EMC・安全グループで電気安全性評価を担当しております松田です。
先般発行されたパナソニック電工技報に投稿した内容を搔い摘んでご紹介したいと思います。

中国現地に赴き、その電源事情を調べ、その電圧変動の原因と対策を考える中で、漏電ブレーカを設置することが、すごく重要であることがわかってきました。

これまでにも感電、電気火災、電圧変動などいろいろ調査されて、電気製品は厳しい電気環境に耐える品質を考えてきました。しかし、そもそもの原因をなくそうとまでは考えられて来ませんでした。

そして原因を考えたとき、合点がいかないことに気付きました。
コンセントの電圧は、下がることはあっても大きくなるのは欠相という事故のときだけです。そんなに欠相事故が起こるわけがないし。・・・

電源線には、L(電圧側)線とN(接地側)線そしてE(アース)線があります。 電気製品は、L-N間の電圧で動かします。ところがL-E(アース)間も同じ電圧です。このためN線とE線が間違えて配線されていても電気製品は動くので、人は気付けません。これは、地絡、漏電したまま動いている非常に危険な状態です。
 
N線が断線して生じるのが、欠相事故ですが、N線とE線の誤配線は、欠相と同じ現象も引起します。そして電源で発生しているその他の不具合にも、N線とE線の誤配線で説明がつくことがわかったのです。

人が行う配線工事で、完全に誤配線をなくすことができるでしょうか。しかしながら、日本では、そのような誤配線はほとんどありません。実は、これこそが漏電ブレーカを設置していることで実現しているすばらしいところです。N線とE線の誤配線の場所がコンセント配線であっても、電気製品内であっても漏電ブレーカはすぐに動作します。そこで配線が正してもらえることになるということなのです。

少しむずかしくなるかも知れませんが、詳細はパナソニック電工技報 Vol.59No.3に「中国の電源事情に対する課題と対策」としてアップしていますので、ご興味ある方はご参照ください。

パナソニック電工技報【9月号】SEPTEMBER 2011 Vol.59 No.3の概要

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