ユーザビリティ Usability

テーマ:計測器紹介

~ユーザビリティ保有設備・計測機器紹介~​

2022年2月25日更新

心電や脳波等の生理生体データによるココロの見える化サービス

~ユーザビリティ設備・計測機器紹介 ⑧~

こんにちは。ユーザビリティの福田です。

私たちユーザビリティソリューション部が、どのような設備・計測機器を用いてお客様のお困りごとを解決しているのかについて、具体的なイメージを持っていただくための紹介シリーズです。
紹介する設備・計測機器を用いて、実際にどのような評価ソリューションを提供しているのかについてお伝えします!

今回ご紹介するのはこちら!

■心電や脳波等、多種多様な生理生体データを取得 「biosignalsplux」

皮膚電位・皮膚温度(指・鼻・額)・心電 ・呼吸・脳波センサ装着時の写真 ハブと各センサーは有線で接続される
皮膚温度×2・皮膚電位・心電・呼吸同時計測データ
  • 何を計測する?:

心電、皮膚温度、皮膚電位、脳波、呼吸などの様々な生理生体データを同時に計測

  • どうやって計測する?:

電極等のセンサを身体の適切な部位に貼り付ける

  • どんなデータが出てくる?:

取得した様々な生理生体データの時系列データ

  • どんな特徴がある?:

① 一つの計測器で、様々な生体データを同時に計測できる!
② センサをテープやシールで張る、または巻くだけで計測可能!
③ ハブは電池式のため電源ノイズの問題なし!

  • どんな評価事例がある?:

◆ 集中評価:集中を各生体データから評価
◆ 飲料評価:飲用時の心身の変化について各生体データから分析
◆ 空間評価:空間に入ったときの生産性を各生体データから分析
◆ ハイレゾ効果検証:ハイレゾの有無によるリラックス効果の違い

■プロダクト解析センターでは生理生体データを簡易的に取得・分析も可能!

「biosignalsplux」による1つの生理生体データのみの簡易計測も可能

⇒単体だと拘束感なし!

腕時計型センサによる評価事例もあり!

腕時計型センサ Fitbit

生理生体データ計測は、
目的に応じてbiosignalspluxによる複数計測や簡易計測を使い分けています。

他にも様々な評価にお使いいただけますので、生理生体に関する詳細な評価にご興味がある、あるいはお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください!

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あなたの商品・サービスで、お客様の「脳」がどう変化するか、知りたくないですか?

~ユーザビリティ設備・計測機器紹介 ⑦~

こんにちは。ユーザビリティの野田です。

私たちユーザビリティソリューション部が、どのような設備・計測機器を用いてお客様のお困りごとを解決しているのかについて、具体的なイメージを持っていただくための紹介シリーズです。
紹介する設備・計測機器を用いて、実際にどのような評価ソリューションを提供しているのかについてお伝えします!

今回ご紹介するのはこちら!

■脳血流の変化を非侵襲で計測が可能 「 Spectratech 」

脳血流を計測し、脳の活動状態を捉えることで、脳機能との結びつけが可能になります

暗算中の脳血流を計測している私の写真です。

右上のイメージ図は、安静時の脳活動の状態で、右下の図は、暗算中の脳活動の状態です。

脳のどの部分の活動変化が大きいかを可視化できます。

頭頂部から見た、装着時の拡大写真

頭頂部から見た、装着時の拡大写真です。

部が計測用の電極で、弾力性があるプラ板(バンド)に電極を装着し、バンドを固定することで、電極を頭に密着させて使用します。

  • 何を計測する?:

脳血流量

  • どうやって計測する?:

バンドに計測用の電極を装着して、バンドを頭に巻く

  • どんなデータが出てくる?:

脳血流量(オキシヘモグロビン、デオキシヘモグロビン濃度変化)の時系列データ

  • どんな特徴がある?:

① ゲルやペーストの塗布が不要で、頭が汚れない!
② 近赤外光で計測するので、原理的に電磁波ノイズの影響を受けない!
③ 前頭だけなく側頭まで、広い範囲の計測が可能!

商品・サービスを体験したときの脳の活動状態と、脳機能(脳のメカニズム)との関連性を明らかにすることで、五感、集中(マインドフルネス)、価格価値など、UX(ユーザエクスペリエンス)の開発にお役立ちさせていただければと考えています。

ご興味がある、あるいはお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください!

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人体や物体の温度変化を調べたいとお困りの方へ

~ユーザビリティ設備・計測機器紹介 ⑥~

こんにちは。ユーザビリティの辻です。

私たちユーザビリティソリューション部が、どのような設備・計測機器を用いてお客様のお困りごとを解決しているのかについて、具体的なイメージを持っていただくための紹介シリーズです。
紹介する設備・計測機器を用いて、実際にどのような評価ソリューションを提供しているのかについてお伝えします!

今回ご紹介するのはこちら!

■温度分布を高精細に撮影可能 「サーモグラフィカメラ FLIR T-660」

左耳側からミストを噴霧した時の 温度分布の変化です。  ミストが当たった首元や口元の 温度が下がっていることが分かります。
  • 何を計測する?:

人体や特定の物体の温度分布

  • どうやって計測する?:

カメラで撮影する

  • どんなデータが出てくる?:

撮影した人体や物体の温度分布が記録された画像

  • どんな特徴がある?:

① PCに接続することで、リアルタイム解析・記録が可能!
② 本体が小さいので持ち運びが楽!

  • どんな評価に使える?:

◆ミスト噴霧効果検証

ミスト噴霧による体温変化の見える化(上記に記載)

ミスト噴霧効果検証

◆扉付きショーケースの省エネ効果検証

扉を設置することで、冷気を遮断し、ショーケース前にいる人の体温低下が抑制されることを定量化しました。

扉付きショーケースの省エネ効果検証

◆キッチンの使用感評価

料理の温度の変化によるキッチンの使いやすさの定量化(キッチンの仕様を変えることで、各料理を同各料理を冷めずに仕上げることができることを見える化しました)

キッチンの使用感評価

他にも様々な評価にお使いいただけますので、体の動きの詳細な評価にご興味がある、あるいはお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください!

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3次元距離画像センサ「Azure Kinect」を用いてお客様の問題解決

~ユーザビリティ設備・計測機器紹介 ➄~

こんにちは。ユーザビリティの瀧本です。

私たちユーザビリティソリューション部が、どのような設備・計測機器を用いてお客様のお困りごとを解決しているのかについて、具体的なイメージを持っていただくための紹介シリーズです。
紹介する設備・計測機器を用いて、実際にどのような評価ソリューションを提供しているのかについてお伝えします!

今回ご紹介するのはこちら!

■3次元位置座標から骨格推定まで「Azure Kinect」

PCとKinectを接続するだけで、リアルタイムに骨格推定 デジタルヒューマンシミュレーションに組み込んで身体負荷評価まで可能

PCとKinectを接続するだけで、リアルタイムに骨格推定
デジタルヒューマンシミュレーションに組み込んで身体負荷評価まで可能  

事例紹介 左から順に、掃除機使用時の姿勢・身体負荷評価、歩容解析、YOGA

事例紹介
左から順に、掃除機使用時の姿勢・身体負荷評価、歩容解析、YOGA

  • 何を計測する?:

物体の深度(奥行)情報

  • どうやって計測する?:

計測したい物体/人の前にセンサを1台置くだけ!

  • どんなデータが出てくる?:

3次元の位置座標、人の骨格情報

  • どんな特徴がある?:

① カメラを複数台用意しなくても、Kinect1台で3次元距離が分かる!
② リアルタイムで人の動きを取得できる!
③ 深度(奥行)情報だけでなく、画像も取得できる!

  • どんな評価に使える?:

介護用品使用時の身体負荷評価 : 

Kinectで動作を計測し、デジタルヒューマンシミュレーションにその動きを取り込んで、身体への負荷を評価
最適な手摺位置・座面高さを提案しました。

製品使用時の姿勢・身体負荷評価 :

掃除機使用時の姿勢から、新商品の腰への負担軽減効果を定量化し、人間生活工学認証取得を支援しました。

歩行解析 :

歩行時の姿勢をKinectで撮影し、立ち上がりスピード、重心位置変化を可視化しました。

YOGAの姿勢評価 :

お手本となる先生の姿勢とのズレ、姿勢の安定度、鍛えている身体の部位などを可視化できます。
同時に、顔の表情やしぐさから、心の状態の推定も可能です。

  • 機器の詳細について知りたい:

本装置の詳細については下記HPをご覧ください。

Azure Kinect以外のToFセンサも活用し、工場で働く人の動きを定量化したこともあります。
最近では、カメラ画像から骨格推定する技術もあり、様々なセンサと連携したソリューション提案を得意としています。
お気軽にご相談ください!

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身体の負担感を数値で示したいとお困りの方へ

~ユーザビリティ設備・計測機器紹介 ④~

こんにちは。ユーザビリティの波潟です。

私たちユーザビリティソリューション部が、どのような設備・計測機器を用いてお客様のお困りごとを解決しているのかについて、具体的なイメージを持っていただくための紹介シリーズです。

今回ご紹介するのはこちら!

■ワイヤレスでノイズに強い筋電計測装置 「テレメータシステム WEB-1000」

事例:洗濯機のインタフェース評価

テレメータシステム WEB-1000

従来の筋電計測装置はリード線がついていたため、評価対象者の自然な動きの妨げになったり、大きなノイズが入る要因になっていたりしましたが、本装置はワイヤレスであるため、その影響が抑えられています。

筋が収縮する際の活動電位が計測され、リアルタイムで表示されます(黒い波形が活動電位を示しています)動画と同期することもでき、「どんな時に、どこに負担がかかっているのか」を分かりやすく可視化することができます。

  • 何を計測する?:

筋電図(他にも心電図や加速度なども計測可)

  • どうやって計測する?:

計測したい筋繊維に沿って電極を貼付
(筋繊維の場所は筋肉の解剖学の本などを参考にします)

  • どんなデータが出てくる?:

電極を装着した箇所周辺の筋の活動度
(各電極の電圧[mV] , サンプリング周波数100~1kHz)

  • どんな特徴がある?:

① ワイヤレスなので普段の動きを再現しやすく、ノイズが少ない
② リアルタイムPC収録で動画と同期可能!
③ 最大16チャンネルで全身の同時計測が可能!

  • どんな評価に使える?:

◆使いやすい制汗デオドラント剤ロールオンの容器の開発 : 

株式会社マンダム様と共同開発をする際、筋電図解析等により負担感が少ない新容器の開発に成功しました

◆トイレから立ち上がる際の負担感評価 :

アームレストによる身体負担の低減効果を定量化しまし

◆冷蔵庫の開閉時の負担感評価 :

扉のタイプによる負担感の違いを定量化しました

◆浴槽清掃時の負担感評価 :

浴槽清掃する際の負担がかかる箇所を定量化しました

  • 機器の詳細について知りたい:

本装置の詳細については下記HPをご覧ください。

今回は筋電計測装置を用いた負担感の評価についてご紹介しましたが、私たちの部署ではシミュレーションによる負担感の評価(デジタルヒューマン技術)も可能です。詳しく知りたい方、あるいは、お困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください!

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人の心をより深く明らかにしたいとお困りの方へ

~ユーザビリティ設備・計測機器紹介 ②~

こんにちは。ユーザビリティの池田です。

私たちユーザビリティソリューション部が、どのような設備・計測機器を用いてお客様のお困りごとを解決しているのかについて、具体的なイメージを持っていただくための紹介シリーズです。

今回ご紹介するのはこちら!

■ワイヤレスでノイズに強い脳波計「ワイヤレス生体計測器 ポリメイトミニ/ポリメイトポケット」

マインドフルネス中の脳波を計測する私の写真です。 業務中や閉眼安静時に比べて マインドフルネスをしている間は 脳波のリラックス指標のひとつである α/βが増加する傾向がみられました。
  • 何を計測する?:

脳波、脈波

  • どうやって計測する?:

<脳波> 額、後頭部、耳などに電極を貼り付ける
<脈波> 指先に電極を貼り付ける

  • どんなデータが出てくる?:

脳波、脈波の生波形

  • どんな特徴がある?:

① 小型・バッテリー駆動ができるポリグラフ計測!
② ワイヤレスでリアルタイムPC収録!
③ ノイズに強いアクティブ電極!

  • どんな評価に使える?:

ハイレゾ効果検証:ハイレゾの有無によるリラックス効果の違い
 睡眠評価:α波による覚醒状態から入眠までの時間の導出
集中度評価:タスク時と休憩時の脳活動の違い
覚醒効果検証:居眠り時のにおい刺激による覚醒効果
マインドフルネス効果検証:リラックス度合いの見える化

  弊部独自の快不快推定技術とを組み合わせれば・・・

音の快不快推定:音楽や不快音聴取時の快不快推定
においの快不快推定:アロマや悪臭の快不快推定

  • 機器の詳細について知りたい:

ワイヤレス生体計測器 ポリメイトミニ/ポリメイトポケットの詳細や他の応用事例については、下記HPをご覧ください。

他にも様々な評価にお使いいただけますので、人の感性を深く知りたい、あるいはお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください!

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3次元動作計測 「モーションキャプチャシステム」

~ユーザビリティ設備・計測機器紹介 ①~

こんにちは。ユーザビリティの和家佐です。​

今回からシリーズで、ユーザビリティソリューション部が保有する設備・計測機器について紹介していきます。​

私たちがどのような設備・計測機器を用いてヒトのカラダ・ココロを科学し、お客様のお困りごとを解決しているのかについて、具体的なイメージを持ってもらえたらと思います。​

■体の動きをデータ化 「モーションキャプチャシステム」

実際の作業環境や日常生活における体の3次元の動作を計測したいときに用いるのが、こちらの「モーションキャプチャシステム」です。​
無線式加速度センサを体の各ポイントに取り付けることで、頭から足の先までの姿勢や動きをリアルタイムに計測・表示することができます。​
体の各部位の位置・角度・速度・加速度などがすべてデータ化されるので、様々な作業・動作を詳細に解析できます。​
また、このモーションキャプチャシステムは2名同時に計測できるため、 2名の位置関係や動作タイミングの一致度などを解析できることも特長の1つです。​

例えば、このような評価に活用できます。​

◆ ヒトセンサの感度評価:評価対象のヒトセンサは、どの程度の小さな動きまで検知できるのか?​
◆ 歩行モーション解析 :健常者と足腰の弱い方々とでは歩き方がどのように異なるのか?​

また、弊部独自のデジタルヒューマン技術とを組み合わせることにより、​

​◆ 介護負担軽減度評価:手すり設備があることで、介護者・被介護者の負担は何%低減するのか?​
◆ 倉庫作業の負担評価:荷物の積み下ろし作業の負担感は、 20代男性と40代女性とで何倍違うのか?

といった評価も可能になります。​
モーションキャプチャシステムの詳細や他の応用事例については、下記HPをご覧ください。​

他にも様々な評価にお使いいただけますので、体の動きの詳細な評価にご興味がある、あるいはお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

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