
使いやすい商品を設計するためには,ユーザーがどのような姿勢でどのような動作をしてその商品を使用しているかを知ることが必要になってきます。
そこで今回は,動作分析についてご紹介します。
動作分析(motion analysis)とは
モニターさんの身体特徴点(手首,肘,肩など動作分析に必要な箇所)に目印となるマーカー(発泡スチロールの小球など)を貼り,動作の様子をデジタルビデオで撮影します。撮影した動画をパソコン上で画像処理することにより,マーカーの位置や軌跡を座標データとして算出し,身体の関節の角度変化や移動量を調べることができます。
分析事例(レンジフードのスイッチ位置についての評価)
今回は紹介する動作分析は,レンジフードのスイッチ位置について評価したものです。リウマチや片まひの方が楽に手を伸ばせる範囲を計測することによって,従来のスイッチ位置では手が届きにくかったことが明らかになりました。そして誰もが楽に手が届くためには,どこにスイッチをつければよいのかを提案することができました。

評価内容について,御興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。