
こんにちは。ユーザビリティ事業部の川口です。
今回はインドの交通事情をご紹介します。
何車線ですか?(インドの交通事情)
関連会社の工場を見学させていただけるということで,宿泊地から工場のある田舎町まで片道4時間のドライブをしてきました。
一番よく見かけた車は、オートリクシャ(3輪のタクシー),トラック,タクシー。日本人が乗っている車はほとんどがトヨタのINNOVA(イノーバ)で,今回手配していただいた車もこちらでした。空港からぎゅうぎゅう詰めで乗ったタクシーとはうってかわって快適な乗り心地です。

インドの街角を走るリクシャです。バイクはほとんどヘルメットなしでした。
車に乗っていてまず気になるのはクラクションの音です。ケンカしているわけではなく,挨拶代わりにクラクションを鳴らすようです。
トラックの後ろには「Horn Please」と大きく書かれていて,
「追い越すときはちゃんとクラクション鳴らしてね」
追い越すほうは,
「いまから追い越すから寄ってこないでね」
という意味でクラクションを活用しているようで,そこらじゅうで鳴っていました。

インドで見かけたトラックは,ペイントされているものが多かったです。このトラックはドクロマークがステキです。ちゃんと「Horn Please」って書いてありますよ。
運転のしかたは,日本のように車線の中をきっちり走ることはありません。
少しでも前へ行きたい!
と,前の車と車の間が少しでもあいていれば,すかさず頭を入れるので,3車線の道だったはずなのに,気がつけば車が横に6台くらい並んでいることも!
車が走れるだけのスペースがあれば,舗装していない路肩でも,多少段差があってもつっこんでいきます。
前の車が遅いから路肩から抜こう!
と,路肩に出た途端に路肩がなくなっていて,
急ブレーキー!!!!! → やっぱり元の場所に戻る...
なんてこともしょっちゅうありました。
はじめはヒヤヒヤドキドキしながら車に乗っていたのですが,
ロングドライブをしていると,だんだん運転手さんの気持ちがわかるようになって,
次は路肩に行くかな?
とか
対向車きてるけど,がんばって反対車線に出て追い越しちゃう?
とインド式運転にすっかり慣れてしまいました。
日本に帰ってきてすぐにタクシーに乗ったのですが,車線を守って走っているだけで,
すごい!なんてマナーのいい国なんだろう!
と感動しました。しばらくは自分で運転しないほうがよさそうです。

こんな路肩(歩道?)にも気にせずはみ出します。日本では考えられない車間距離が分かるでしょうか??やはり交通事故は多いそうです。