ユーザビリティ Usability

アジャイル開発におけるユーザビリティソリューションの役割(3)

2017年10月4日

こんにちは。ユーザビリティの小川です。

アジャイル開発におけるユーザビリティソリューションの役割について、過去2回、

(1)「ユーザ検証のスピードをあげていく

(2)「ユーザ理解の専門家としてクリエーションに貢献する

ということについて書かせてもらいましたが、今回は、3回目として、「シミュレーションを活用する」という内容で書きたいと思います。

今、世の中では、電磁界解析、強度解析、温熱解析、光学解析など様々な現象解明にシミュレーションが活用されています。

シミュレーションは、検証するための試作品作成の時間やコストを削減できることに加え、様々な水準をふり、トライ数の多い検証をまわすのにメリットがありますが、他の分野と比較すると、ユーザビリティの世界では、まだまだ、活用は遅れているように思います。

 

すばやく作り、すばやく検証し、すばやく改善する、そのサイクルを小さく、たくさん回していくことがアジャイル開発には必要ですが、

そのサイクルは、必ずしも、すべてリアルな世界でまわす必要はないように思います。シミュレーションを活用することで、一つ一つを実証でつぶしていくアプローチでは非現実的なトライ数をこなせることは、大きなメリットです。

シミュレーションをアジャイル開発の強い味方にすることが、これからのユーザビリティソリューションには必要になってくると考えています。

パナソニックは、デジタルヒューマンの技術を独自開発し、ヒューマンシミュレーション分野の開拓に挑戦しています。

たとえば、製品使用時の身体負担や製品安全(骨折など)については、シミュレーションでかなりの精度で推定できるようになっており、多数の製品開発に活用されており、既に実用化レベルに達しています。

今後は、AIの技術を組み合わせ、五感をシミュレーションで解析するヒューマンシミュレーション技術を開発し、様々な方のご要望に応えてきたいと考えています。

アジャイル開発におけるユーザビリティソリューションの役割③
ヒューマンシミュレーションを開発に活かす

 

次回につづく。

プロダクト解析センターのデジタルヒューマンサービス

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