耐腐食性試験
大気汚染やアウトガスを想定したガス腐食試験や海塩粒子の影響を相関よく再現する塩水噴霧試験、 複合サイクル腐食試験を行うことで、金属腐食トラブルの未然防止を支援します。
【現状】
昨今のグローバル展開が進んでいる中、アジア系ではまだまだ石炭を多く使用している国や下水処理等が発達していない国等が多くあります。
そういったことから大気汚染による腐食が懸念される所であり、不安視されているのが現状です。
【例えば】
石炭を多く使用している地域では亜硫酸ガス(SO2)が多く、銅が腐食しやすいのです。
また、温泉地・火山地域や下水処理が発達していない地域等では、硫化水素ガス(H2S)が多く銀が腐食しやすいのです。

基板の腐食による銅通不良や鋼板等の腐食による外観劣化、強度低下等、様々な腐食トラブルが発生する恐れがあります。
⇒亜硫酸ガス腐食試験(SO2)
スイッチの接点等、接点部品には銀が多く使用され腐食による接点不良の原因になります。
⇒硫化水素ガス腐食試験(H2S)

⇒ガス腐食試験
◆材料部材からのアウトガスや大気中の腐食性ガスの影響を試験・評価


IEC 独立認定電子部品品質認証制度(IECQ)
JIS C60068-2のシリーズの中の硫化水素・二酸化硫黄のガス腐食試験、塩水噴霧試験、塩水噴霧サイクル試験に対し、ISO17025の試験所の認定を取得しています。
- IEC 60068-2-11(試験記号Ka:塩水噴霧試験)
- IEC 60068-2-42(試験記号Kc:接点及び接続部の二酸化硫黄試験)
- IEC 60068-2-43(試験記号Kd:接点及び接続部の硫化水素試験)
- IEC 60068-2-52(試験記号Kb:塩水噴霧(サイクル)試験)

