プロダクト解析センターの総力を結集すれば、他を寄せ付けない有力ロボットを作れる、かも

吉元さんの何がすごいって、これを趣味でやっていること。僕なんか、仕事だけでおなかいっぱいなのに。

一番楽しいのは、どの瞬間?

それ、難しい質問なんですよねえ。自分で考えたアイデアを形あるものとして作っている瞬間も楽しいし、それが動いた瞬間も楽しい。試合に勝てば嬉しいし、論文が評価されたり、引用されるのも嬉しい。どれか1つを選ぶことができないんですよ。でも根底にあるのは、モノづくりが好きっていう気持ちかな。
あと、仕事と趣味との両立は、学生時代の友人からは「両立じゃなくて板挟みだ」って言って笑われています。仕事でへこんだときはロボットに逃げて、ロボットで行き詰まったら仕事に逃げる。僕にとっては自然なことなんだけど、友人から見ると板挟みに見えるようです。

吉元さんは仕事でセンサーを扱ってるよね。それがロボットに活きることは?

直接的にはないですね。でも、プログラミングや加工の知識は間接的に役立っているかもしれません。

このロボット、1体の製作費はいくらぐらい?

10万円ちょっとです。僕たちは世界最安値だってよく言ってるんですよ。安く抑えられる秘訣は、自分たちで加工や組み立てができること。
僕自身もアルミ板を切り出したり、回路をはんだ付けしてたりするんですよ。他のチームは開発はできても製作は外部に頼るので、どうしても費用がかかるみたいです。

新型も開発中?どんなコンセプトで開発しているのかな?

壊れにくさをコンセプトにしています。他のチームに比べて僕たちは予算が限られているので、“交代選手(いわゆる予備ロボット)”まで作る余裕がないんです。だから1体が故障すると、人数的に不利な条件で試合をするしかない。これが厳しくて…。

具体的にはどんな工夫を?

極端なモジュール化を避けるようにしています。これはメンテナンス性を高めるためです。あと、ノイズ対策を強化しています。奥村さんの専門分野ですね。

仮に僕たち3人が吉元さんのチームに加わったら、どう役に立てるかな?

「壊れないロボット」が作れますよ。EMCに振動などの評価試験、それに材料の選定。他のチームにはない強みになりますね。

評価項目をリストアップしようか?もちろん、お仕事として

よろしけば、お見積をしましょうか?

材料の相談に乗りますよ、お仕事として。

みなさん、商売っ気たっぷりですね。今日は僕の趣味の話にお付き合いいただき、ありがとうございました。