![]() |
![]() |
![]() |
「主体的・対話的で深い学び」研修での活用!

■アレンジ概要
静岡市教育センターの指導主事が集う「指導主事学習会」での活用事例です。静岡市が考える「主体的・対話的で深い学び」をテーマにした研修の中で、その具体的なワーク例として、プログラム⑤の「新競技場建設」に対する賛成・反対の意見を考えるワークを参加者に体験いただきました。


●活用の経緯
「主体的・対話的で深い学び」の理解促進を研修で行う際に、説明だけで終わるのではなく、ワークを体験することを通して実感してほしい。

●活用の概要
プログラム⑤の「新競技場建設」に関するワークを学習会参加者に体験してもらい、「学びが深まるとは?」「そのために必要な教師の手立てとは?」という視点で考えていただく。
■アレンジの詳細


- 「主体的・対話的で深い学び」の考え方や
授業デザインについて解説を行い、共通認識を持つ。
①学習課題や解決の見通しなどをつかむ
②自分の考えをもつ。
③様々な視点や立場を踏まえ関係性を考える。
④自分の考えを再構成する。
⑤自分の考えの変容を振り返り、
メタ認知させるとともに「次」につなげる。
- 上記の内容を確認した上で、ワーク体験を実施。
「学びが深まること」と「そのために必要な教師の手立て」に
ついて、 体験しながら価値付けしていくことを伝達。 - ワーク体験として、新競技場建設について
賛成・反対など他者の考えと比べながら聞き、
自分の考えをもつことが目的と伝える。
※既存のワークとワークシートを下記のようにアレンジ。
-ワークステップを3回から2回に減らし、
その分、対話の時間を確保。
-「対話の時間」はワークシートに欄を設けて、
他者の考えを記入できるようにする
-振り返りとして、最終的な考えになったのは
誰のどんな考えが影響したのか記載させて
メタ認知を促進。 - ワーク進行・体験をしながら、適宜解説を行い
共通認識をもった①~⑤の学びの道筋に
該当する部分もおさえる。
参加者はワークを体験すると同時に「学びが
深まる」ために必要な教師の手立てを考えた。

静岡市教育センター 黒柳 哲也 先生
同プログラムのワークは静岡市で進めてきた学びを深め、目標を実現するための授業づくりについて実感を伴って理解することができる教材であると判断したため、研修に取り入れようと考えました。参加者が具体的なワークを通して体験・実感できる機会が提供できたことはとても意味がありました。