教育委員会
研修

「京都市オリンピック・パラリンピック教育実践研究校の
   研修での活用!」

【研修・研究活用編】チェックポイント!・京都市教育委員会での実践 ・京都市内の研究校が集まる教員研修での活用 ・新学習指導要領で求められる学びの解説と教材との親和性 ・授業実施のための教材理解・授業アイディアの検討
研修全体の様子

■アレンジ概要

京都市教育委員会では2016年から市内の8地域(区)でオリンピック・パラリンピック教育実践研究校を指定し、教員研修と授業実践に取り組んでおり、研究授業の実施教材としてパナソニックのプログラムを活用いただいております。本年度の研修は、京都市内の8地域(区)から各1校ずつ指定された実践研究校の教員を対象に実施しました。
プログラム⑤「オリンピックとパラリンピックがめざすサスティナブルな未来」のワーク体験を中心に、各プログラムのワーク設計、設定している育成資質・能力の紹介を行い、各学校での授業実践アイディアを考えていただきました。

●活用の経緯

オリンピック・パラリンピック教育推進の際に、導入する教材として、各校の既存の教育課程にもマッチしやすく、新学習指導要領で示されているこれからの学びにも親和性の高いものを 導入したい。

矢印

●活用の概要

研究実践校共通の実施教材として提供するため、実践校の教員を対象に研修を実施した。 教材内容の理解やこれからの学びにつながる アクティブ・ラーニング型のワーク体験を行った上で、今後の授業アイディアを検討した。

●研修・授業実践スケジュール

2019年9月4日 実践研究校対象研修実施   2学期~3学期 各校での授業実践

■研修の流れ

畑中先生説明の様子①
京都市教育委員会からの解説の様子
映像教材視聴の様子
進行スライド
進行スライド
ワークシート
ワークシート
教員用ガイド (授業案)
教員用ガイド
(授業案)
映像教材視聴の様子や教材イメージ

  1.研修の意義と教材の解説

はじめに、京都市教育委員会の畑中先生から、新学習指導要領に求められる学びの方向性について以下の通り、解説がありました。
  • これから求められる学びは「資質・能力」 育成の考え方が軸になること 
  • 資質・能力を育成するためには 主体的・対話的で深い学びを、授業の中で 実現する必要があること 
  • また、より広い視点として、資質・能力育成を実現するための教科等横断的なカリキュラム・マネジメントが求められること
次に、パナソニックから、本教材の概要と教材設計の意図やねらいについて、先の畑中先生の解説を引用しながら、紹介を行いました。
  • オリンピックとパラリンピックはあくまで「学習題材」であること
  • その魅力的な題材を通して、「資質・能力」 の育成を行うプログラムであること
  • ワークは主体的・対話的で深い学びを意識したアクティブ・ラーニング型のワークであること
また、畑中先生から、本教材がこれからの学びの方向性にも合致していることを踏まえ、今後の授業の検討・実施が、先生方にとって、これからの学びを考え、実現するための一助になることを期待していると伝えられました。

2.ワークを中心とした授業体験

参加された先生方に、授業イメージを持っていただくために、持続可能な社会の実現をテーマにした、SDGsにも関連する
【プログラム⑤「オリンピックとパラリンピックがめざすサスティナブルな社会」】を、ワークを中心に体験いただきました。

①新競技場建設の是非を考えるワーク
新競技場の建設について、自身の賛成・反対の主張を他者の意見と比べたり、グループで意見交換したりしながら、自身の考えの変化を記録しました。最後にふりかえりを行い、自身の意見変容を確認することを通して、 メタ認知を促進するワークを体験しました。
②持続可能な未来に向けた様々な取り組みを 知り、アンバサダー
 として伝えるワーク

ワークツールを使って、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、 企業・団体が行う「持続可能な社会の実現」に向けた様々な取り組みを調べました。また、それらの取り組みを広めるアンバサダーとして、その取り組みの内容や大切にしている考え方を互いに紹介し合いました。
新競技場建設検討ワークの様子
新競技場建設検討ワークの様子
アンバサダーワークの様子
アンバサダーワークの様子
授業の検討の様子
授業の検討の様子

  3.教材を活用した授業の検討

プログラム⑤以外の4つのプログラムについても解説があったあと、各校で実施予定の本教材を活用した授業を検討しました。各校で、テーマの設定、教科・単元やその他教育課程との関連性、授業内容について、アイディアを出し合い、2学期からの授業実践につなげました。
活用アイディアの(例)
  • 学校で予定されている人権学習、道徳に関連させて、プログラム④「多様性と共生社会」を活用し、障がい者理解や共生社会について学ぶ。
  • 中学校1年の保健体育の「体育理論:運動やスポーツへの多様な関わり方」で、プログラム①「大会の意義とそれを支える人々」を
    活用し、スポーツ、大会を「支える」役割について学ぶ。

この研修後、各校で授業アイディアを練り、授業を実施いただきました。そのうちの2校には、本プログラム実施による生徒への「教育効果」
測定検証にもご協力いただきました。その様子や結果はまたご報告させていただきます。

●実施者の声

畑中 一良 先生

京都市教育委員会 畑中 一良 先生

同プログラムは、育成したい能力を明確にして内容が作成され、主体的・協働的に学べるよう、思考ツールやジグソー法等の手法が組み込まれるなど、新学習指導要領の理念に基づいています。本セミナーでは、プログラム体験だけでなく、目標、目的と手段を明確にして授業づくりを行うことの大切さを学ぶよい機会となりました。