特別企画:オンライン授業シリーズ

箕面自由学園中学校
安田 誠 先生

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「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」

第四弾:オンライン授業実践教員へのインタビュー②

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世の中では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、緊急事態宣言が発令され、学校は休校措置や登校制限が行われ、子どもたちの学習環境が大きく変化しています。
今回は、「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」の教材を活用してオンライン授業を実施した箕面自由学園中学校の安田誠先生へのインタビューをお届けします。

●実践教員紹介

安田 誠 先生

教員:安田 誠 先生
学校:箕面自由学園中学校
教科:数学

プログラム活用授業:
対象:中学1年生 2クラス 60名
教科等:総合的な学習の時間
概要:一人一台のタブレット端末を使用したオンライン授業。
   SDGsをテーマにした導入の授業で、SDGsを身近に考える
   学習題材として「オリンピックとパラリンピックを題材
   とした教育プログラム」を活用。

パナソニックの教育プログラムを使って
オンライン授業を実施されるに至った経緯を教えてください。

授業の様子

授業の様子

【SDGsやサスティナブルな未来を考える際に、
話しやすく、前を向けるトピックにしたかった】

本校では総合的な学習の時間でSDGsを大テーマに3年間学んでいきます。1年生の導入で扱う学習題材を考えていたときに、社会情勢上、新型コロナウイルスのことを取り上げる案もありました。  
ただ、コロナ関連のニュースはただでさえ多く、それを題材とすると生徒も暗く考えてしまいそうな雰囲気がありました。だからあえて導入授業では、少しでも話しやすいトピックや明るく前を向ける内容がいいだろうと考えて、生徒が興味を持ちやすい「オリンピックとパラリンピック」を選びました。

【感動できる映像教材や社会の情報やメディアでは見れない現場の裏側は
教員では作れないコンテンツ】

映像教材「リオオリンピックの舞台裏」

映像教材「リオオリンピックの舞台裏」

オンライン授業でも普通の授業でも、生徒が興味を持つか持たないか、生徒に響くかどうか、というのはとても重要な要素です。そういう意味でパナソニックが提供している教材は、特に「映像教材」がリアルでいい。あの迫力の映像を見たときに感動しない生徒はいないんじゃないかなと思うぐらいのクオリティです。このような授業のエッセンスとなり、場の空気を作る映像教材は素晴らしいです。  
他にも、スライドやワークシートなどもデータで提供されていて、編集もできるというのはオンライン授業でも使いやすいポイントだと思います。

オンライン授業を実施されて感じた課題や対策などを教えてください。

グループワークの様子

グループワークの様子

【オンラインでは生徒と教員間の
コミュニケーションに工夫が必要】

本校では2020年4月からオンライン授業を実施していました。1週間ぐらい実施していくと教員も慣れてきましたが、前提の違いとして大きく感じたのは、対面授業で自然と行っていた、些細なやりとりやフォローができないということです。  
それは、教員側からだけでなく、生徒側からもです。オンライン授業の中で、ちょっとしたことを質問できないと感じたりした生徒もいたようです。そういうときは質問や意見が拾いやすいようにWEB会議ツールのチャットなどを活用したり、別途質問の時間を作るなどしました。

【想定外のことが起こる前提で、授業は5分余裕をもたせて終了させる】

通信環境が不安定で教員と生徒の通信がつながらないこともしばしばありました。 オンラインでは想定できないことも多く起こるので、教員のWi-Fiの接続が切れても生徒が各自で慌てないで対応できるように周知、また、授業自体をコンパクトに5分程度時間配分に余裕を持って進めることが重要だと思います。  
そしてこういう気づきや改善をオンライン授業を実施している教員同士でタイムリーに共有していくチームワークが重要だと思います。

【次のスライドに移る前に板書を画面キャプチャし、あとで閲覧できるようにする】

数学の授業での画面キャプチャサンプル

数学の授業での画面キャプチャサンプル

他の授業でも共通して言えるのは、スライドで投影していると、次のスライドに移った瞬間、生徒は板書ができなくなります。しかし、それを毎回待っていると授業計画との兼ね合いもあるので、教員側で、ホワイトボード機能などでスライドに何か書き込んだ際は、次のスライドに移る前に画面をキャプチャしておいて、授業後に生徒が閲覧できるようにしていました。

今後、オンライン授業の実施が再開されるとしたとき、
どんな授業を実施、またはチャレンジしたいですか?

発表・意見交換の様子

発表・意見交換の様子

【生徒同士のコミュニケーションを
促進させる工夫をもっと入れていきたい】

今回のオンライン授業で意識したことは生徒一人ひとりが自分の意見を考え、互いに意見交換できる場を作りたいということでした。主体的で対話的な学び、という言い方もされていますが、生徒同士、生徒主体のコミュニケーションや協働はオンライン授業でも工夫できることがあると思います。また、グループワークの設計、ワークの内容に密接に関わるアプリケーションやツールはさらに活用していきたいです。