2017年度 セミナーレポート オリンピックとパラリンピックを題材にした教育を考えるTeachers’セミナースペシャル テーマ:パラリンピックとアクティブ・ラーニング

オリンピックとパラリンピックに関する
パナソニックの教育支援

オリンピックとパラリンピックを題材にした教育を考える
Terchers’セミナースペシャル

第2部 プログラム紹介②

パナソニックが取り組むオリンピック・パラリンピック教育への支援
~東京2020大会に向けて~

パナソニック株式会社
ブランドコミュニケーション本部 CSR・社会文化部
宮前 裕子

パナソニックは、本年は100周年をむかえます。
パナソニックは1929年に創業者の松下幸之助が制定した「綱領」を経営理念とし「産業人たるの本分に徹し、社会生活の改善と向上を図り、世界文化の進展に寄与せんことを期す」をすべての事業活動の基本としてきました。
また、「企業は社会の公器である」は社会と共に発展し、その活動は透明で公明正大なものでなくてはならないという考え方です。
また、「ものをつくる前に人をつくる」「事業は人なり」など、「人づくり大事」の松下幸之助の考え方は、現在の企業市民活動の「人材育成」にも繋がっています。その1つとしてオリンピック・パラリンピックをテーマとした教育支援活動を推進しております。

写真:パナソニック株式会社 ブランドコミュニケーション本部 CSR・社会文化部 宮前 裕子

今回ご紹介する、「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」は、次の3つの特長があります。

  • 21世紀型能力(国立教育政策研究所)の育成
  • ワールドワイドパートナーとして長年大会運営に関わってきた実績とノウハウを詰めこんだ映像教材
  • 主体的・協働的に学べるような思考ツールなどを組み込んだアクティブ・ラーニング

現在、教材の提供は486校、約10万人の生徒に学習していただいています。

写真:オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム紹介の様子

では、その4つのプログラムを紹介しましょう。

プログラム①大会の意義とそれを支える人々

東京2020オリンピック・パラリンピックにはどのような人が関っているかを挙げるワークで、思考力と実践力を育成します。
映像教材「オリンピックの舞台裏」では、リオデジャネイロ大会の会場で機材設置や大会中も画質の調整等で走り回るスタッフの姿や、仕事に対する情熱を伝えています。

プログラム②多様性と国際理解

異なる文化や特長をもつ人たちを受け入れるとはどういうことなのか、「おもてなし」を通して考えます。
アメリカ、中国、インド、マレーシアの4カ国を取り上げ、異なる文化をもつ人と接するときに大切なことは何なのか、相手の国、自分の国について改めて見直すワークで、思考力と実践力を育成します。
映像教材「パナソニックセンター東京のおもてなし」では、ショウルームでのおもてなし事例とともに、おもてなしをする際の心構えについて伝えています。

プログラム③テクノロジー&イノベーション

過去のオリンピックとパラリンピックで活用されている技術を知り、2020年の社会にあるとよい技術を考えるワークで、問題解決・発見・創造力を育成します。
みなさん、1964年に生み出された新たな技術には、どのようなものがあると思いますか?
「新幹線」「ホテル(ユニットバス)」「カラーテレビ」「衛星放送の生中継」「ピクトグラム」…。
現代の社会の問題点を見出し、解決するためのアイディアを考えるプログラムです。

プログラム④多様性と共生社会

東京2020パラリンピック大会を迎えるにあたって、そして、共生社会の実現に向けて必要なことは何かを考えるワークで、思考力と実践力を育成します。
映像は、障がいをもった社員が生き生きと働くパナソニック吉備の様子。工場内の工夫やそこで働く姿を伝えています。
社会には年齢・性別・障がいのある、ないなどさまざまな特長をもった人がいます。
全ての人にとっての共生社会について考える、その実現に向けて自分たちができることを考えるプログラムです。

これらのプログラムは、総合的な学習の時間、特別活動、道徳、技術家庭科などの時間でお使いいただき、学校内や社会においての自分の役割を理解させたり、2020年、またそれ以降の未来の社会を自分たちがつくっていこうとする自覚を深めたりするなど、キャリア教育としてもご活用いただけます。

授業を実施した先生方、そして文部科学省からも、たいへん好評をいただいています。
これからも、学校現場のみなさまと一緒に、オリンピック・パラリンピック教育の充実に向けて努力してまいります。