花はどうやって水を吸(す)っているの?

花は土の中の根から水を吸い込(こ)んでいるんだよ。植物の中の水分の多さと、土の中の水分の多さを比(くら)べてみると、土の中の水分の方が多い。だから、水の分子が植物の中へ入っていくんだ。水は多い方から少ない方へ染(し)み込(こ)んでいく。この仕組みは浸透圧(しんとうあつ)と呼(よ)ばれているよ。根から入った水は、茎(くき)を通って花全体に行き渡(わた)っていく。

じゃあ、根がない花瓶(かびん)の花は水を吸うことができないのかな? 心配いらないよ。切った茎の一番下から同じことができるんだ。だから、茎を切る時は斜(なな)めに切ってあげると、水を吸う面が広くなって、たくさんの水が吸えるから、長生きできるんだよ。