化石燃料(かせきねんりょう)が足りなくなるの?

電気やその他のエネルギーを、わたしたちは毎日なにげなく使っているよね。だけど、便利だからといってどんどん使いすぎていると、いずれなくなってしまうよ。エネルギーは、限(かぎ)りある資源(しげん)なんだ。

世界で今、最も多く使われているのが、石炭や石油などの化石燃料だ。特に石油は液体(えきたい)で使いやすく、使い道も多いため世界中で使われてきた。しかし、新たな油田の発見が減少しており、将来的には利用できる石油の量にも限界があると言われている。石炭や天然ガスも、使い続ければいずれはなくなる。もし、使い切ってしまったら、その後はどうするんだろう。化石燃料は何千万年もかかってできたものなのに、人は作られた年月の何万倍もの早さで使っている。次の世代に何も残さないで、このまま使い続けていいのかな。

化石燃料以外のエネルギーだって、同じこと。原子力発電に使われるウランも天然の鉱石であり、限りがある。まきだって、木を切って使っているよね。資源を使いつくさないためにどうしたらいいのか、しっかり考えないといけないよね。私たち一人ひとりがエネルギーの使用について意識を持ち、賢(かしこ)く行動することが求められているよ。