全般
PIWSとは何ですか?
PIWSはPanasonic Innovation Workshopの略で、世の中が抱える社会課題を学び、現場のニーズに基づいた課題解決プランをパナソニックの事業活動を通じて立案するワークショップです。
PIWSではどんなことをするのですか?
講師から社会課題を学び、チームごとに分かれて社会課題を解決するビジネスアイデアの仮説検討を行います。その仮説を検証するために実際の現地を訪問し、実態調査や現地の方へのインタビューを行います。その現地での調査をもとに、社会課題を解決するビジネスアイデアを立案し、関連事業部に向けて参加者の事業化への想いをプレゼンします。
PIWSの活動の目的は何ですか?
①社会課題に精通するゲスト講師から社会課題を学ぶこと
②グループワークを通じ、当社リソースを活かした現地の課題解決に向けたビジネスアイデアを立案すること
の2つになります。
全体のスケジュールを教えてください。
PIWSでは、始めの1,2ヶ月で社会課題を理解し社会課題を解決するビジネスアイデアの検討を行います。その後、1週間程度の現地活動を行い、後半は現地での調査をもとに社会課題を解決するビジネスアイデアの立案を行います。全体では5~6ヶ月のプログラムになります。
PIWS 1dayでは、午前中に社会課題を学び、午後はチームごとに課題解決のためのアイデア検討会を行います。
PIWSにはどのような方が参加できるのですか?
パナソニックの社員およびグループ会社の社員が参加できます。新規ビジネスを自ら提案したいという強い意欲を持った社員が多く参加しています。
職種では技術系社員が多いですが、営業部門や経理・人事などの間接部門からの参加もあります。
業務との兼ね合いはどうしていますか?
PIWSの活動は業務外の活動ですので、集合研修やチーム活動は業務時間外で行います。
今までの活動について
PIWSはいつから実施しているのですか?
2012年から実施しています。
今まではどんな活動をしていたのですか?
新興国の社会課題を学び、社会課題を解決するビジネスアイデアの立案を行っていました。当初は現地活動はありませんでしたが、2014年の第5期から現地活動を取り入れた現行のプログラムに変更しています。
今までにどんなテーマがありましたか?
カンボジアの住宅における課題解決、インドネシアのゴミ問題や水問題、インド農村部における社会課題解決、ケニアBoP層の社会課題など新興国・途上国を対象としたテーマを取り上げています。また、PIWS 1dayでは新興国・途上国だけでなく、身近な国内のテーマも取り上げています。
今までにどんなアイデアが出ましたか?
これまでに30近いアイデアが提案されました。トイレなどの衛生環境を改善する提案、水や調理など食や健康に関する提案、電力やゴミなどインフラ改善提案など新興国の人々の生活基盤を改善するアイデアが多く出されています。
過去に商品化された事例はありますか?
第4期のメンバーが提案した電圧安定器がインドのアンカー社より2015年に発売されました。また、第2期のメンバーが提案したアイデアも他社との協働で事業化を目指して推進しています。
これまでにどれくらいの方が参加しましたか?
これまでに、のべ300名以上の方が参加しました。
募集について
いつ募集しているのですか?
PIWSは毎年4月から5月にかけての募集が多いです。PIWS 1dayは特に時期は決まっていません。
参加する上で必要なスキルなどの条件はありますか?
特にありません。新興国のテーマを取り扱う場合は現地とのやり取りの際に英語力が必要になる場合があります。
費用は掛かるのですか?
PIWSへの参加費用はかかりません。ただし、会場までの交通費や現地活動費用は自己負担となります。
PIWSはいつ行っているのですか?
休日を利用して行うことが多いですが、平日の就業後に行う場合もあります。
PIWSはどこで行っているのですか?
基本的には大阪地区にて開催しています。今後は関東地区での開催も検討していきます。
どんな方が講師をされるのですか?
社会的企業支援や人材育成を行っているNPO法人や社会課題解決事業に取り組んでいる起業家の方を講師としてお招きしています。
PIWSの活動について
どのようなテーマを取り扱うのですか?
世の中の社会課題をテーマとして取り上げます。今後は、新興国・途上国のテーマとしては、貧困や健康、国内のテーマとしては、高齢化社会や地方の過疎化などを取り扱う予定です。
集合研修では何をするのですか?
世の中の社会課題や社会課題を解決する手法を講師から学び、実際に社会課題を解決するビジネスアイデアを立案します。
研修時に課題などはあるのですか?
講師によっては、事前課題が与えられる場合もあります。また、チーム活動に入りますとチームごとでアイデア検討やプレゼンの準備などが必要になります。
PIWSで何を学んでいますか?
世の中の社会課題や、ビジネス視点でのアイデア発想力を身に付けることができます。また、普段は交流のない部門を越えた社内ネットワークを構築することができます。
チームでの活動はどのように行っているのですか?
平日の就業後や休日などの業務時間外に実施しています。集合するのが難しい場合は電話会議を利用しています。
現地での活動について
なぜ現地活動を行うのですか?
現地の課題現場を訪問することで、自分たちが考えた仮説が正しいかどうかを確認します。また、日本では気づくことのできなかった新たな課題を発見することにもつながります。
いつ現地活動を行うのですか?
通常の業務に支障のないように、基本的には長期休暇(夏季休暇や年末年始など)を利用して現地活動を行います。
どんな場所で現地活動を行うのですか?
実際の課題現場を訪問します。対象国によっては、電気も通っていない地域に訪問することもあります。
現地ではどこに宿泊しているのですか?
安全面を考慮し、現地のホテルに滞在しています。
現地では何をしているのですか?
現地の方へ密着し、インタビューや実態調査を行います。また、パナソニックの販売会社や工場を訪問したり、マーケットを訪問し、市場調査も実施します。
現地活動の費用は会社負担ですか?
現地活動にかかる旅費、滞在費などは参加者が負担します。会社は安全面を考慮し、業務出張と同等の保険に加入します。
最終報告について
誰に報告するのですか?
PIWSを企画・運営しているパナソニック ブランドコミュニケーション本部 CSR・社会文化部部長および、関連事業場の方にアイデア提案を行います。必要に応じて海外の事業場の担当者もテレビ会議などで参加します。
提案されたアイデアは事業部が継続検討するのですか?
事業部への提案の際に、事業部が引き取って、継続検討となることもあります。
報告終了後も何か活動していますか?
事業部への提案内容を磨き上げ、事業化に向けて継続検討しているチームもあります。