無電化地域ソリューション​

インドネシアの国旗 インドネシア活動概要

太陽光発電システムの導入によるくらし向上のモデル開発

インドネシア共和国 西カリマンタン州
Semitau 副県、Suhaid 副県内 Kupuas Hulu 地区​​

インドネシア最長のカプアス川沿いに分散する集落。
漁業や農業が営まれ、淡水魚や農作物の加工において電気の活用が期待できる。
電力インフラはないが、政府から各家庭に太陽光パネルが1枚支給されている村も。

カリマンタン島の西カリマンタンの地図:フィリピン、マレーシア、シンガポール、スマトラ島、カリマンタン島、スラウェシ島、ジャカルタ、ジャワ島、バリ島、ロンボク島

主な活動内容​

啓発学習による
​地域住民の人材育成

太陽光発電システムの運転、保守・整備に携わる人材の育成。

電気の利用についての意識啓発。​

太陽光発電・蓄電システム
の寄贈​

地域住民が共同で生計活動を行う場所などに十分な電力を供給します。

  • パワーサプライステーション
  • エネループソーラーストレージ​

収入(経済)の向上​
を支援​

電気を活用した地場産業のモデルづくりに挑戦。​

  • 魚の加工の効率化
  • 土壌改善による生産性の向上
  • 農産物の加工・販売
  • 天然ハチミツの加工法の品質向上​

対象地域:

インドネシア共和国 西カリマンタン州
Semitau副県(12村)、Suhaid副県(11村)内Kupuas Hulu地区

実施期間:​

2年間(2018年1月~2020年12月)​

※ここでご紹介しているパワーサプライステーション(パワーサプライコンテナ)は、2019年3月をもって生産終了しております。
販売および寄贈は現在は受けつけておりません。ご了承ください。

協力団体​

東南アジア全域で技術支援と参加型自助プロセスの活用を通じ、コミュニティの収入、生活の質の向上を改善するための支援を行う。代表のアントン・スジャルウォ氏は、コミュニティ・リーダーシップを高く評価され、1983年、当時最年少で社会貢献の功績から「アジアのノーベル賞」と言われるラモン・マグサイサイ賞を最年少で受賞した。

アジアの現地NGOとの幅広いネットワークを基盤に、アジアの貧困削減の実現に向け活動する国際協力NGO。貧困に苦しむアジアの人々のエンパワメントを支援するため、ACC21はアジア諸国の現地NGOや市民社会組織と連携しながら、アジアに次の4つの"流れ":(1)資金、(2)ひと、(3)知識・情報、(4)政策・制度変革を推進し、これら4つの"流れ"をさらなる効果あるものにするため、”ひとづくり”を行っている。

大河とくらす村

インドネシア最長のカプアス川沿いにあるマルセダン・ラヤ村。州都から約300km内陸に入った大自然の中で662人がくらしています。約半数の家屋に政府の補助金でソーラーパネルや発電機が導入され、灯りはありますが、発電量が不十分で「2日間は電気あり、3日間はなし」といった状況です。

写真左:高床式の住居/写真右:雨季に増水するカプアス川
住居は高床式。飲み水などの生活用水に川の水を使い、多くの村人が川で漁業を営んでいる。雨季には増水して村の一部が冠水することも。
写真左:昼食の用意をする村人/写真右:村の保健所
主食の米は、村では高級品。平均月収分のお金(50万ルピア・約4,000円)で買えるのは4kgほど。

自然の恵みから、生きる糧をつくる

水産資源が豊富でも、冷蔵装置がないため鮮魚だけで生計を立てることは難しく、手作業で塩漬けや干物などに加工しています。また、農作物や天然の巣を煮詰めて商品化するハチミツなども貴重な収入源。これらの産業で電気が使えれば、生産性も品質も上がり、くらしの向上につながります。

写真左:漁を行うカプアス川/写真右:大量に獲れるライギョ
ライギョなどの淡水魚を捕獲。シーズン中は大量に獲れるが、多くの場合、無駄になる。電気の活用で「保存」や効率的な「加工」が実現し、収入向上が期待できる。
写真左:野菜などを栽培している畑/写真右:採取した天然ハチミツ
地域で手に入るヤシの実などでつくる有機肥料で畑の土壌改良が進めば、スーパーフードとして注目されるモリンガなどの収入源となる作物が栽培できる。天然ハチミツは加工法の改良が期待されている。
写真左:魚を干物にする様子/写真右:魚をくん製にする様子
獲った魚は、干物やくん製、魚肉団子や魚粉に加工して販売。電気の活用によって「加工」が効率化できれば、生産性が上がり、収入向上が見込まれる。
写真左:女性が魚粉をつくる様子/写真右:女性が魚肉団子をつくる様子
干物や魚粉、魚肉団子づくりは、主に女性の仕事。 「クルプック・バサ」と呼ばれる魚肉団子は、インドネシアでは一般的な食べ物。