無電化地域ソリューション

ケニアの国旗 ケニア活動レポート

太陽光発電を利用したポンプで水を撒き、トマトを栽培。
学校給食も提供

2020.04.20

写真:給食を食べている生徒たち

収穫したトマト約3.6トンが、給食の材料や資金源に。

イルキマティ小学校の敷地内につくった畑で、生徒や職員たちが野菜の栽培に挑戦しています。太陽光パネルを備えた電動水ポンプを使って川から水を汲み上げ、畑に水を撒くことで、これまでに約3.6トン分のトマトを収穫することができました。

このトマトを活かして、2019年9月から毎日の学校給食の提供がスタートしました。収穫物の4分の1は献立の材料に使い、残りは販売して、そこで得た収益から給食用のトウモロコシと豆を購入しました。トマトは再び植え付けを行い、次の収穫は今年の春を予定しています。

現在、畑で育てている作物はトマトに加え、スイカ、トウモロコシ、豆、ケール、ねぎの6種類。雨季と乾季それぞれで適した作物を栽培しています。トマトの次はトウモロコシを収穫し、献立の材料に活かす予定です。

生徒や学校職員が耕した約3エーカーの畑で、トマト、とうもろこし、スイカなどを栽培。
電動水ポンプで汲み上げた水をホースに流し、自動で水撒きをする。
豆(写真左)やケール(写真右)も栽培している。

給食が食べられることで、子どもたちの出席率が向上。

小学校周辺で暮らす約150世帯のなかには、食事が1日わずか1回の世帯もあります。さらに、放牧や水くみなど家の仕事を手伝うために、学校に通うのをやめてしまう子どもたちもいます。そんな状況のなか、学校に行けば給食が食べられることが子どもたちの通学への後押しにつながり、小学校の出席率が向上しました。

また、子どもたちの学力向上を目指して始まった夜間学習は、月曜から金曜まで毎日実施しています。それに加えて、朝7:00から8:00までの早朝学習もスタートしました。太陽光発電・蓄電システムによるあかりを使った補習授業の取り組みは、今後も継続して行っていきます。

学校に行けば給食が食べられることが、子どもたちが学校に通う大きな理由のひとつに。