地球温暖化への適応

宮城県東松島市の沿 岸津波監視システム
沿岸津波監視システムの概要

当社は、緩和策を実施しても回避できない地球環境への影響に対処する適応策も推進しています。適応策としては、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)などが指摘している、気候変動が生態系、社会・経済などの各分野に与える影響への対処が基本と考えています。気候変動の影響は地域によって異なるため、地域性を加味した対策が重要と認識しています。
適応策としては、以下の2つの側面から取り組みを進めています。

  1. 当社製品・サービス・ソリューションによる気候変動の影響を低減する取り組み 
  2. 当社の企業活動への影響を低減する取り組み

1.の具体例としては、沿岸監視システム、グリーンACなどがあります。沿岸監視システムは、遠隔地から沿岸の状況の確認を可能とするもので、太陽光で発電し蓄えた電力でネットワークカメラを常時稼動し、無線通信も可能な完全独立電源型のシステムです。気候変動により影響増大が予測される高潮の対策に貢献すると考えています。
またグリーンACは、東京オリンピック・パラリンピックなどに向け商品化しました。水と空気を混合して微細にし、濡れを感じにくくしたドライ型ミストや、日よけの下にドーム状の冷却空間をつくるエアカーテンなどによって、オープンスペースの夏の暑さを和らげるものです。
ミストによる気化冷却式で、機器排熱を上回る冷却能力を発揮可能である点から、地球環境にやさしく、空間を冷却するとともに人の体温を直接奪う効率の良い冷却が可能です。さらにフレキシブルな樹脂製配管で施工が可能なグリーンAC Flexは既設構造物への後付け設置のほか、ベンチ、公共モニュメントとの一体化設計等が可能です。単相200Vに対応した大容量タイプの発売(2020年8月)で、スタジアムや道路など大規模な屋外空間においても効率的にクールスポットを形成することが可能になりました。熱中症など温暖化が生活にもたらす悪影響を低減することが期待できます。

2については、当社への気候変動の影響を評価し、対処すべき課題を見極めることが先決と考えています。当社にとっての事例の一つが、水不足による生産活動への影響です。2017年度に当社のすべての製造拠点における水リスクアセスメントを完了し、現時点において当社の事業活動へ影響を与えるような水リスクは顕在化していません。詳細は、水資源保全を参照ください。

グリーンAC Flex(大容量タイプ)噴霧機
ノズルユニット
設置イメージ(カフェ)
設置イメージ(サービスエリア)
設置イメージ(スタジアム)