美星町の星空を守るLED照明

日本初、IDA認証取得光害対策型LED照明器具を導入

2020年1月、パナソニックが開発した光害対策型のLED防犯灯・道路灯が日本のメーカーとして初めて、国際ダークスカイ協会(IDA)に「星空に優しい照明」として認証されました。
岡山県井原市美星町では、防犯上の観点から設置されていた照明器具が順次取り替えられ、美しい星空を観光資源とした多彩な地域振興策が展開されようとしています。

特徴

天体観測の好適地、美星町が日本初の光害防止条例を制定

1988年、環境庁(当時)は岡山県・美星町を「星空の街」の一つとして選定。1989年、美星町は日本初の光害防止条例を制定しましたが、その後設置された防犯灯の上方への光漏れが条例の基準を満たさない状態となっていました。

画像:IDA認証取得光害対策型LED照明器具への改修前

IDAの「星空保護区®」認定取得をめざす美星町観光協会

2019年3月、美星町観光協会は井原市の協力のもと、IDAが始めた光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みを称える「星空保護区?認定制度」の認定取得を決定。その基準を満たす屋外型照明器具を必要としていました。

画像:©美星天文台

日本メーカー初のIDA認証取得光害対策型LED照明器具を開発

2019年3月、井原市魅力発信課(当時)はパナソニックを訪問し、美星町観光協会の取り組みについて協議。パナソニックはその趣旨に賛同して協力を約束。2020年1月には、日本メーカーで初めて光害対策型LED防犯灯・道路灯がIDAの認証を取得しました。

詳細

厳格な基準をクリアしたIDA認証取得光害対策型LED照明器具

IDAの「星空保護区®」における屋外照明の基準では、星空を見えにくくする上方への光の漏れが一切ないこと、青色光が少ない電球色となる3,000K以下の色温度であることが求められています。パナソニックは美星町観光協会と井原市の要請に応じ、IDAの基準を満たしながら住民の安全・安心を両立するLED照明器具を開発し、2020年1月に防犯灯・道路灯の2機種が認証を取得。美星町観光協会は、既設防犯灯をIDA認証取得LED照明器具に交換する資金の一部を調達するクラウドファンディングを実施し、多くの支援が得られました。今後、順次交換して「星空保護区®」認定をめざし、美しい星空環境を生かした地域振興策を展開しようとしています。

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