エコプロオンライン2020

セルロースファイバーの活用

植物由来のセルロースファイバーで循環型モノづくりを加速

使用するプラスチック量を減らし循環型社会実現に貢献すべく、プラスチック代替素材として、植物由来成分であるセルロースファイバーに着目して研究開発を行い、家電筐体やリユースカップなどへの展開を進めています。「令和2年度 循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」を受賞。

特徴

セルロースファイバー複合樹脂とは

セルロースファイバー複合樹脂は植物の成分であるセルロースから繊維を抽出して微細化し、補強用繊維として樹脂に混ぜ込んで作ります。軽さ・強度を実現しながら環境にも配慮した成形材料になりうるバイオマス素材です。

着色自由性が高く、植物原料の特徴に沿った木質感デザインを実現

当社のセルロースファイバー複合樹脂は、独自の混練技術により、複合化の際に植物原料の色をいかした成形材料として生成することが可能です。植物原料の特徴に沿った着色自由度、独特の木質感、香りなども表現できます。

高濃度セルロースファイバー成形材料を活用したリユースカップ

2019年8月には、アサヒビール株式会社と共同で高濃度セルロースファイバー成形材料を活用したリユースカップを開発しました。また、ビール酵母、コーヒー豆のかす、ウィスキー樽などを用いたリユースカップも製造可能です。

詳細

セルロースファイバー複合樹脂のリサイクル性

セルロースファイバーには、処分やリサイクルのしやすさという特長もあります。グラスファイバー材料の場合は、使用後に燃やすとガラス繊維が残ってしまうため、埋め立てなどの処理が必要となります。また、リサイクルにまわせたとしても強度が低下してしまいます。一方、セルロースファイバー成形材料は植物繊維を採用しているため燃やしても何も残りません。また当社開発の近赤外線センサによる高精度樹脂選別システムにより樹脂の種類ごとに分別回収することができ、比較的強度を保った状態で再生材料として再利用することができます。