エコプロオンライン2020

ものづくりにおける水素活用実証

水素を活用した、CO2の少ないものづくり

再生可能エネルギーから作った水素を、自社工場での物流や製造ラインなどに活用する実証を行っています。アプライアンス社草津工場、パナソニック エコシステムズ春日井工場での事例を紹介します。

特徴

構内物流での水素活用

アプライアンス社の草津工場には、水素ステーション“H2 Kusatsu Farm”が建設されました。再エネ利用の水電解と都市ガス改質を併用して水素を製造し、燃料電池フォークリフトに充填することができ、構内物流のCO2削減に貢献しています。

製造ラインでの水素活用

パナソニックエコシステムズの春日井工場では、工場壁面に設置した太陽光パネルの電力を利用した水電解で水素を製造し、タンクに貯蔵。純水素型燃料電池で発電した電力を製品の製造ラインで活用する実証を開始しました。

詳細

H2 Kusatsu Farmの詳細

H2 Kusatsu Farmはフォークリフト専用の水素製造・充填施設です。
草津工場構内に設置した太陽光パネルの電力を利用し、水電解により水素を製造し、40MPaまで圧縮して燃料電池フォークリフトに35MPaで充填します。水素製造能力は、29Nm3/dayであり、1日に2台の燃料電池フォークリフトに水素を充填することが可能です。
CO2フリーの観点からは、太陽光から水素を製造する方式が望ましいですが、フォークリフトを工場で運用する場合には、天候不安定による水素供給不足が問題となるため、H2 Kusatsu Farmでは、都市ガスからガス改質によって製造した水素を併用するハイブリッドを実証しています。ガス改質には、2009年以来発売しているエネファームの燃料処理機の技術を活用しました。
2019年7月からハイブリッド方式を運用していますが、これまでのところ問題なくフォークリフトが稼働しており、約9割の水素は再エネから製造されています。